2015年12月31日

Yesterday / Soul Children

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大晦日。いつものように大掃除をすべて完了させることを早くもあきらめ、毎年のようにこうしてPCに向かってみたりしています。

一昨日は昼の12時新宿集合で昼飲み忘年会。しょんべん横丁(正式には思い出横丁ね)でやたらと濃いホッピーはしごして、明るいうちから完全に出来上がって、夕方早い時間にはバイバイしたんだけど、帰ればいいのに独りで新宿の街をふらふらしてみたりして、気が大きくなって、欲しい欲しいと思いつつ、年末の物入りの中その値段の高さ(3枚組税込8,208円)に購入を躊躇していたCDを買っちゃったみたい。で、家に帰って小一時間ほど昼寝(夕寝)して、まただらだらと飲み始めちゃったりして「あ、そういえばCD買ったよな…」と思ってカバンの中を探したら、ありません。なんせ酔っ払ってるもんで「買ったつもりになっただけか…」と念のため財布の中を見てみたら、しっかり8,208円のレシートがありました。ちょっと青くなりつつも、なんせ酔っ払ってるもんで、「こんなことなら少し安い輸入盤を買っておくんだった」などと、ワケの分からぬ反省をしつつ、そのまま飲み続け寝てしまいました。

翌朝、こんどはしっかり青くなって駅の遺失物相談所へ。「物はなんですか」「CDです」「むき出しですか」「いや、黒と赤の…ディスクユニオンと書いた袋に入っています」「ちょっと待ってね…カタカタカタ…それらしきものが高尾駅にありますね」「(おぉ神よ)ありがとうございます!」と、その足で高尾駅まで行き、無事の再開を果たしました。日本はまだまだよい国です。自分の身体が意に反して高尾駅に行ってしまうことはこれまでもままにありましたが、今回はソウル(のCDね)だけが旅をしてしまったようです。

そんなついているのかついていないのかよくわからない年末。しかし我が手に帰ってきたCDは文句なく素晴らしいものでした。『BACK TO THE RIVER: MORE SOUTHERN SOUL STORIES 1961-1978』。2008年に組まれたこれも3枚組の傑作オムニバス『TAKE ME TO THE RIVER: A SOUTHERN SOUL STORY 1961-1977』の続編、1960年代〜70年代のサザン・ソウルの思いっきり濃いところを濃縮したような全75曲。昨日も今日も掃除をしながらずっと聴いていました。

購入前に目にしていた売り文句は「ソウル・チルドレンによるビートルズ『イエスタデイ』の幻のカヴァーだけでも“買い”だ」。いや値段が値段ですからね、一曲で買いってことはないでしょ、と思ってましたが、これがまさにそのとおりの凄い出来でした。最初に聴いて鳥肌立って、そのままリピート5回ほど。「Yesterday」はビートルズの数あるヒットの中でも最大の駄作だと思っていましたが、見事なソウル・ナンバーに蘇えらせたJ.ブラックフットさんの絶唱が聴けます。なぜこれが未発表?という出来ですが、アルバム作る前にスタックスが倒産してしまったからだとか。皆さんにもすぐに聴いてほしいところですが、さすがにまだYouTubeには上がっていないので、今回は映像貼付けはありません。でも、それ以外にも名曲満載のこのアルバム、ソウル好きなら絶対損はしないので、是非購入をおススメします。

さて、いろいろなところに積み残しを残したまま、毎度のように年が暮れていきます。更新頻度はすっかり落ちておりますが、今年もこの駄ブログで一献おつきあいいただきました奇特なみなさまには感謝申し上げますとともによいお年をお迎えください。チャオ!

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2015年12月25日

Someday At Christmas / Stevie Wonder

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昨日は木曜日なので職場のそばの養老乃瀧でいつものように焼酎お湯割りを呑んで、何となく飲み足りない気がして(気がするだけなのにね…)、家に帰って熱燗を3合ほども呑んじゃったクリスマス・イブ。今日は休みでしたが6時前に目が覚めて「俺のベンチ」まで散歩をしてきました。今年ももうすぐ終わりです。

クリスマスを祝おうというような敬虔な気持ちは特にないのですが、クリスマス・ソングは好きで、クリスマス・アルバムも結構持ってます。1999年の『MY CHRISTMAS ALBUM』に入っていたメアリー・J・ブライジさんの「Someday At Christmas」が気に入ってしまい(前にもここに書きました)、毎年この時期にはよく聴いています。スティーヴィー・ワンダーさんも歌っていたのは知っていましたが、彼がオリジナルだとは知らずにいました(お恥ずかしい)。歌詞もろくすっぽ聴き取りもせずに「いい曲だなぁ」と聴いていましたが(お恥ずかしい)、FBのお友達が「クリスマスソングはこの曲が一番好き。特に歌詞が。」と書いていてハッ!としました。あらためて歌詞みてみたら反戦や反差別を求める内容。メロディもとても好きだったけど、歌詞を知ったらこの曲がさらに好きになりました。



Someday at Christmas
Men won't be boys
Playing with bombs
Like kids play with toys.
One warm December,
Our hearts will see
A world where men are free.

Someday at Christmas
There'll be no wars
When we have learned
What Christmas is for.
When we have found
What life's really worth,
There'll be peace on Earth.

Someday all our dreams will come to be,
Someday in a world where men are free,
Maybe not in time for you and me,
But someday at Christmas time.

Someday at Christmas,
We'll see a land
With no hungry children,
No empty hands.
One happy morning,
People will share
A world where people care.

Someday at Christmas,
There'll be no tears
Where all men are equal
And no man has fears.
One shiny moment while one cry away
From our world today.

Someday all our dreams will come to be,
Someday in a world where men are free,
Maybe not in time for you and me,
But someday at Christmas time.

Someday at Christmas,
Men will not fail,
Hate will be gone,
And love will prevail,
Someday a new world that we can start
With hope in every heart.

Someday all our dreams will come to be,
Someday in a world where men are free,
Maybe not in time for you and me,
But someday at Christmas time.

Someday at Christmas time

いつかのクリスマスに 人々は手に入れるだろう
憎しみは去り 愛が勝利する
希望に満ちた心とともに 新しい世界がやってくる

いつか僕らの夢が叶い 世界は自由で満たされる
君も僕ももういないかもしれない でもきっとそんなクリスマスが来る


この曲をはじめてスティーヴィーが歌ったのは彼がまだ17歳の頃、48年も前の事でした。そこで夢見られた「いつかのクリスマス」は、残念ながらまだやってきていません。スティーヴィーは今もこの曲を歌い続けています。今年、アップルのCMのために、スティーヴィーが新人アーティストのアンドラ・デイさんとデュエットした、心温まる映像をどうぞ。


世界中にハッピー・クリスマスが訪れんことを…。

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2015年12月18日

Pass Me Over / Anthony Hamilton

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いつも古い曲の事ばかりを書いているので、たまには「21世紀」の音を…。と思って引っ張り出したCDは、新しい新しいと思っていましたが、改めてひっくり返してみるともう10年も前のものでした。既に廃刊(休刊?)になってしまいましたが「bmr」の購読をやめた、つまりは現在進行形の音楽についていくのをやめたのが、ちょうどそのころ。以来、新譜が出るたびに買ってみる一線級の(?)アーティストは、このアンソニー・ハミルトンさんや、メアリー・J・ブライジさんアリシア・キーズさんくらいです。断片的にしか聴いていないので、現在の音楽シーンがさらに進化を続けているのか僕にはわかりません。この若い(といっても44歳)ながらも古めかしい歌いっぷりのシンガーの歌が、僕にとっては最新の音楽です(といっても10年前)。

媚を売らない塩辛い歌い方が何とも魅力的なアンソニー・ハミルトンさん。「Pass Me Over」は2005年のメジャー・デビュー2枚目のアルバム『AIN'T NOBODY WORRYIN'』に収められていた曲。シングル・カットはされませんでしたが、ゴスペルを感じさせる歌詞に(よくわかんないけど)、クワイアを仕立てた後半のコーラス。無骨な歌いっぷりが映える21世紀のソウル・クラシックだと思います。


アンソニー・ハミルトンさんについては、以前にアル・グリーンさんの客演曲ですこし書きました(こちら)。その際に「こんなにも土臭い歌いっぷりでいながら、なぜこんなにももてはやされているのか、僕には全く理解できません。」と書いたのですが、やっぱり時代はそっちの方に進んでいるのか、改めて調べてみたら2012年の『BACK TO LOVE』以降、クリスマスの企画もの以外はアルバムが出されていないようです。絶えゆくソウルの継承者であるこの無骨な歌い手にもう一度光を。

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2015年12月13日

Cold Rain / Irma Thomas

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この駄ブログの開設以来、9年ほどに渡り少なくとも月に1回は更新をしてきましたが、先月はついに穴を空けてしまいました。いや、別に特別な理由はありません。いつものように居酒屋でお酒を飲んだり、面白そうなライブを観に行ったり、たまにライブを演ったり(昨日は今年最後の演奏でした。お越しいただいた皆様には心より御礼申し上げます)、何も変わらぬ日々を過ごしておりました。ただ最近少し変わってきたのは、あまりCDを買わなくなったことでしょうか。何年間も可処分所得のほとんどは、呑み代とライブとCDに使い切っていたような気がしますが、最近はふらふらと国内旅行なんかに行くようにもなりました。魅力的な音源がもうほぼ出し尽くされた感もあり、欲しいと思うリイシューCDが少なくなってるということもありますが、僕の愛機iPod Classic 160GBの容量がいっぱいになってしまい、新たなCD入れようと思うと、それだけ何かを削除しなければならない状態になっているというのが、ストレスになっているのだろうとも思います。音楽もクラウドから聴く時代になっているのかもしれませんが、昼飯代削って1枚1枚アルバムを買っていた世代にはどうにも踏ん切りがつかないのです。500GBくらいのiPod出してくんないかな。

昨日の熱狂のライブ(?)の翌日、アルコールがたっぷりと残る頭で朝4時半に起きて職場に行けば冷たい雨。帰りの電車でiPodからはアーマ・トーマスさんの「Cold Rain」。2008年のアルバム『SIMPLY GRAND』はとてもいいアルバムで、当時からよく聴いていたつもりでしたが、ノーマークだったこの曲。加藤エレナさんがライブで歌っていて「ここにも名曲が…」と掘り起こしてもらい、以来愛聴曲になりました。以前にご紹介した「What Can I Do」と同じく、デヴィッド・トカノウスキーさんのピアノをフィーチャーした切なくも美しい曲。アーマ・トーマスさんには「Shelter In The Rain」という名曲もありましたが、心の中に降る雨は、逃れることができません。



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2015年10月21日

Joana Francesa / Elis Regina

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芸術の秋に秋祭り。ココロにぽっかりあいてしまった穴を埋めようと、またここをほったらかしたまま、せっせとどこかへ行ったりせっせとお酒を呑んだりしておりました。ま、いつものことですが…。しかし秋は魅力的なイベントが多いですね。先週末は、マダムギター長見順さんが、しりあがり寿さん、ギターパンダこと山川のりをさんとともに主催する、小原庄助さんを現代に復活させる(?)イベント「第4回福島クダラナ庄助祭り」を観に、酔狂にも「やまびこ」に乗って日帰り大人の遠足。9つの会場での同時並行のライブに、律儀というかこれ幸いというか、各店でドリンクオーダーしならが次々と梯子をしていたら、音に心酔、お酒に泥酔。上りの新幹線が東京駅どまりであることをありがたく感じました。それだけじゃなく、この秋は地元をはじめあちこちで毎週のように楽しげなフェスやライブが催され、当然のことながらまたお酒もすすむのです。いや秋だけじゃなくて、冬は冬で熱燗に湯豆腐が旨くて…とか、春は花見だの歓送迎会だの、夏は当然青空ビール…、と、あっという間に歳月が過ぎていきます。僕は48になりました。

秋の夜空には切ない曲が似合います。このブログには恐らく最多登場だと思いますが、久々となりましたエリス・レジーナさんの曲を。1979年のアルバム『ELIS ESPECIAL』(同名のアルバムが1968年にもありますのでご注意ください)に収められていた「Joana Francesa」をお聴きください。「酔っ払いと綱渡り芸人」を思い起こすイントロのサンフォーナ(アコーディオン)の音色と、気だるく歌うエリスの声。妙に心に引っかかる曲です。元々は1973年の同名映画(『オルフェ』のカルロス・ヂエギス監督)のためにシコ・ブアルキさんが書いた曲。フランス語とポルトガル語で歌われています。どっちもわからないけどね…。アルバム『ELIS ESPECIAL』はエリスが長年過ごしたフィリップスからワーナーに移籍した際に、フィリップスがお蔵入りとなっていたいわゆる没テイクなどをまとめ、エリスの反対を押し切って勝手に出したアルバム。しかしながらのこの曲のこの味わいの深さ、アルバム化してくれたフィリップスに感謝したいと思います。


さて、今度の日曜日は久しぶりに自分がステージ側に。TEACHER & THE SOUL EXPRESSOのライブで、四谷三丁目がアメリカ南部のジューク・ジョイントと化します。ソウル・ミュージックに浸りたい方、是非、お待ちしております。

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2015年09月19日

Small Axe / The Wailers

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最近、乗り過ごしてタクシーに乗ったような記憶がほとんどありません。あ、いや、タクシーに乗ったことすら覚えてない、ってことじゃなくてたぶんホントに乗ってない。ずいぶん優秀になったじゃん…などと思っていましたが、よく考えたらもう終電近くまで飲むような体力がなく、帰る時間が早いので乗り過ごしてもリカバリーが効くっていうだけのことでした。人生秋の風です。

家で呑んでも日付を超えることはほとんどなく、リビング睡眠健康法の日々。プロ野球ニュースのドラゴンズ戦までもたないこともしばしばです。ペナントレースも(うちはとっくに)秋の風でした。

しかし、昨夜ばかりは午前2時過ぎまで呑み続け(呑んでる場合か…?)この国のかたちが変わるさまを眺めていました。国会前で見届けたかった思いもありましたが、情けないことに体力と胆力が足りないようです。いつものリビングで、ニュース23が終わった後は、大嫌いになっちゃったNHKを睨めつけながら、宝焼酎を煽っていました。久しぶりにゲロ吐くまで呑みたいと思ったけど、何にも出てきません。民意は届きませんでした。いや、届いていたはずの民意は踏みにじられました。

民主主義なんてものは学校で習うまでもなく、当たり前のことだと思ってのほほんと生きてきました。憲法違反なんてありえない、間違いなく「誰かが止めてくれる」と思っていました。我々が自分たちの力で守らなければならないものだなんて、これっぽっちも思っていなかったのです。しかし、一昨日の参議院特別委員会では、行司も勝負審判もいない議場で採決にはとても見えないものが怒号の中で行われ、NHKは勝手に「可決」のテロップを流しました。そして昨日、というか今朝未明の本会議、与党は党議拘束によりひとりの造反議員も出すことなく、数の力で違憲法案を通しました。「政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の個であってください」との奥田さんの中央公聴会での渾身のスピーチも、国会議員のセンセイ方には届かなかったようです。ま、あたりまえか…。

このような状況でも、まだ圧倒的多数の無関心な人々がいることに歯がゆい思いをしています。この法案を成立させてしまったのは、やつらではなく、やつらをのさばらせてしまった我々だと思います。しかし「民主主義ってなんだ?」「これだ!」というSEALDsのコール。新しいカタチ、いや本来のカタチの民主主義がようやくこの国に生まれ、根を伸ばしているのを感じています。

ザ・ウェイラーズ名義の1973年『BURNIN'』から「Small Axe」を。「お前らが大きな樹木ならば、俺たちは小さな斧だ。切り倒すための準備はできている」。ボブ・マーリーさんはこのブログでは時事ネタの時ばっかりしか登場しないから、僕がホントのファンじゃないことがばれちゃいますね。でもキングストンのBob Marley Museumにも昔行ったし、ココロにパワーが必要になる度に聴いているのです。



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2015年09月12日

Just A Tear / Pic & Bill

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ひと月以上もここをほったらかしているうちに、バカ夏は去っていき、台風すらも通り抜けていきました(被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます)。その間僕は何をしていたかといえば、まぁ簡単に言ってしまえばひたすらビールを呑んでいたワケです。いつものお店で。自宅リビングで。不忍池テラスで。黒部峡谷で。飛騨高山で。神宮球場で。東京ドームで。養老乃瀧で。新宿ベルクで。俺のベンチで。いつものお店で出してくれる大瓶のビールはいつの間にか「秋味」に替わっていました。熱燗の季節ももうすぐそこです。

さて、秋といえばディープ・ソウルです(?)。そして秋といえばテキサスです(??)。テキサスといえばギターやテキサス・テナーの名産地として(一部で)有名ですが、実はソウルは不毛地帯。かろうじて名前が知られているのはバーバラ・リンさんトニー・ボーダーズさんの出身地ということくらいでしょうか。そうそう近ごろ話題のレトロソウル、リオン・ブリッジスくんもテキサス出身だそうです(買ってみたけどあんまりピンとこなかったな…)。そんなテキサスで活動し、さほど名前は知られてないけど、素晴らしい録音をいくつも残していたのがピック&ビルのお二人。1967年の名作「Just A Tear」をどうぞ。


最初にソロが聴こえる声の低い方がピックことチャールズ・ピッケンズさん、後から出てくる高い方がビルことビリー・ミルスさん。メンフィスはスタックスでのサムとデイヴの大成功後、二匹目のどじょうを狙って各地で雨後の筍のように現れたソウル・デュオのうちの一つです。ほんとにさまざまなデュオがありましたが、実力ではモーリス&マックと、このピック&ビルが双璧だと僕は思っています。ハモらせてもばっちりだし、それぞれがソロでも十分いけるようなディープな歌声。二人とも巨漢であったことから「500パウンズ・オブ・ソウル」(500パウンド≒227キロ)とのキャッチ・フレーズがあったそうで、いかにもパワフルだったであろうそのステージでの歌いっぷりを、是非ナマで観てみたかったと思います。

一時の流行で終わったその他のソウル・デュオ同様に、70年代になるとコンビを解消してしまったピック&ビルのお二人でしたが、90年に突如復活CD『TAKING UP THE SLACK』を出し、変わらぬ歌いっぷりで驚かせてくれました。昨日のことのように思い出しますが、よく考えたら四半世紀も前の事なのね(遠い目…)。あれからどうしているかしらん。上掲ジャケットのアルバムは1979年に我が国はヴィヴィッド・サウンドから出されたLP。残念ながら復活作以外はほとんどまともにCD化されていないと思います。楽曲数はそこそこあるはずなので、KENTあたりにまとめて再発してもらいたいところです。

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2015年08月02日

トンネル抜けて / Bo Gumbos

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本日は21年ぶりの8連敗(というと思い出せちゃうのが哀しい…)にあえぐドラゴンズに喝を入れに、水道橋へ。若松駿太投手(20歳)の好投完封により長いトンネルを抜けました。これから11連勝だ!(でも借金は完済できないけどね)


 
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2015年07月26日

I Love To Make Love / Barbara Lynn

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先週の土曜日は四谷三丁目Blue Heat、翌日の日曜日は名古屋新栄OTIS'にてライブ(別バンドです)。大変遅ればせながら、ご来場いただきました皆様には心より感謝申し上げます。普段は年に数回しか演らないライブを遠距離連戦移動日なし。飲んだビールも溜まった疲労も結構な量ではありましたが、ココロにチャージされたエネルギーはそれを上回るものでした。聴きに来ていただきました皆様とバンドのメンバーにいただいたもの。おかげさまでこの正気を失いそうなクソ暑い東京にて、デモにナイターに居酒屋にベンチにと、バカ夏を突っ走っております。

真夏の夜、外は雨ではありませんが、冷房の効いた部屋のソファーで火照った身体をクールダウンしながら聴くのにぴったりの(?)一曲、大好きな大好きなバーバラ・リン姐さんの「I Love To Make Love」を。バーバラ・リンさんといえば何といっても1962年に可憐に咲いた「You'll Lose A Good Thing」が最大のヒット。その他にも以前に紹介したマイ・ベスト、67年の「Until Then I'll Suffer」など、よくある60年代シングル歌手の印象ですが、この「I Love To Make Love」は2000年のアルバム『HOT NIGHT TONIGHT』の冒頭に収められていたもの。息の長さが違います。

70年代後半から80年代は録音もほとんどなく、半引退状態でしたが、84年に突如来日し、素晴らしいステージを聴かせてくれたバーバラ・リンさん(残念ながら来日公演は後付けで録音を聴いたのみです…)。90年代以降はシーンの表には出ることこそないものの、何枚かの素晴らしいCDを残してくれています。上掲の『HOT NIGHT TONIGHT』はその中では最愛聴盤。ドン・スミスのプロデュースにより、ストーンズ関連人脈も参加しています。「I Love To Make Love」は、ダダダダダダダと重たいドラムのイントロにハイ・サウンドを彷彿とさせつつもモダンな音づくりのバックにのせて、バーバラ嬢の抑えつつもぐっと滲み出るソウルが味わえる名曲。


1942年生まれですから今年で御年73。最近あまり噂を聴きませんが元気に歌っているのでしょうか。かの店のアンケートには何度も貴女の名前を書き込んでいます。

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2015年07月12日

The St. Vitus Dance / Horace Silver Trio

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Apple Musicなるサービスが始まっていますね。月額わずか980円でiTunes Storeに公開されている数百万曲が全て聴き放題だなどと言うのですよ。本当にありがたい時代だとも思いますが(まだ使ってないけど…)、もしもほんとにそれだけで何でも聴けるというのなら、高校生のころから現在に至るまで、毎月数千円から数万円をCDやLPの購入のために費やしていた僕の人生はなんだったのかなぁ…と複雑な気持ちも。

高校生の頃、都立のくせに校舎が大学の敷地内にあったので学食が利用できました。もう細かい値段は忘れちゃったけど、一番安いカレーが200円くらいだったかなぁ。なので、母親が忙しい、というか面倒くさい日は「今日は学食で食べてね」と何百円かのお金を渡されていました。まぁ若いので当然腹は減るワケですが、そこをグッと我慢して、学校前のパン屋の玉子ドーナツ50円也でなんとかやり過ごし、何日もかけて貯めた千円札を握りしめて下北沢のレコファン(中古レコ屋ね)へ。隅から隅まで吟味した上で(まぁそんなに回転よくないのでほとんどが「知った顔」でしたが)、1時間も悩んだ上で有り金はたいてLP1枚購入、などという学生時代でした。まっすぐ家に帰ってね(残金ないからね…)ステレオセットと対座して最低でも裏表2回ずつ。もちろんハズレもいっぱいあったワケですが、1回聴いただけで「ハズレ」なんて判断は悔しくてできなかったのですよ。

子どもの小遣いにも満たない980円で数百万曲聴き放題。いやそれ以前にYouTubeで何でも聴けちゃう時代。昭和の高校生からしたらまったく羨ましいとも思うけど、なんか、音楽ってのはそういうもんじゃないだろう! とも思うこの頃。骨身を削って演奏された音楽にはきちんとそれ相応の身銭を払って聴こうよと(悔しいんだね…)。ライブに行く、音楽ソフトを買う。みんな飯を喰うにはお金を払うでしょ。

今じゃあんまり聴かなくなっちゃったけど、ブルーノートの数々のアルバムは、なけなしの小遣いでせっせと集めたものです。ホレス・シルバーさんの『BLOWINl' THE BLUEA AWAY』には何度ステレオセットの前で正座したことか…(笑)。「Peace」に続き、大好きな「The St. Vitus Dance」を。こんなエキゾティックなメロディを書かせたら天下一品のホレス・シルバーさん。アーティストには、きちんとお金を払ってEPなりLPなりCDなりを買い集めることこそがリスペクトだと思いますが…、時代が違うのか…。


 
posted by ac at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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