2016年03月15日

Chan Chan / Buena Vista Social Club

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また随分と長いことここをほったらかしにしてしまいスミマセン。年明けから訃報も続き、書きたいことも書くべきこともたくさんあったような気もしますが、日々の晩酌とともにみんな流れて行ってしまいました。

今日はこれからブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの『アディオス・ツアー』。最後の来日公演を聴きに行ってきます。会場がうちから自転車でも行けちゃう(呑んじゃうので行かないけど…)武蔵野市民文化会館、というのが何とも嬉しい。解散ツアーの上に、知名度に似合わぬ東京のはずれの小さなホール、ということで久々に気合を入れてチケットをとったのです(とれなかった人残念でした…と思ったら豊洲PITでの追加公演も入ったそうでよかったよかった)。

ライ・クーダーさんにより発掘され、アルバムが出されたのが1997年、映画が大ヒットしたのが1999年。その頃すでに「老ミュージシャンたちの記録」だっただけに、もうオリジナル・メンバーは数名しか残っていませんが、若いミュージシャンを入れつつも「あの音」を再現してくれることに期待します。「あの音」すなわち僕には「Chan Chan」。展開のない構成ながらも圧倒的な存在感のメロディと、凛とした佇まいのサウンド。僕は当時のブームには乗り遅れたのですが、その後安く出回っていた中古盤を何となく買って、この一曲に頭を殴られファンになりました(もちろんその他にも名曲多数です)。解散ツアーは残念ですが、主のいないカウント・ベイシー・オーケストラのようになってもなぁ…、とも思うので、その潔き姿と音を、しっかりと眼に耳に焼きつけて来ようと思います。





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2014年11月09日

Romeo / Lord Melody

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「カリプソへの注目度は、このところ急上昇だ。」というのは1989年に出版されたオーディブック(CD付の本のシリーズ名です)第2弾『リアル・カリプソ入門』の冒頭で故・中村とうよう先生が書いていたお言葉。89年といえば僕ももうどっぷりとブラック・ミュージックの世界に浸かっていた頃ですが、カリプソが注目されているなんてことは聞いたこともなかったなぁ。もっともその頃はネットもないし、米国もの以外への僕のアンテナも随分低かったと思いますが。しかしながら我がバンド(ジャンプ/ジャイブが一応専門です)、遅まきながら2010年代になってからカリプソが注目度急上昇中。いや「急」でもないか、「じわじわ」くらい。徐々にレパートリーを増やしつつあるのです。

僕がはじめて「カリプソ」という音楽を意識したのは恐らくは高校生の頃。「モダン・ジャズの金字塔的作品でこれを聴かなきゃ始まらない」とかなんとか言われて購入したソニー・ロリンズさんのサキコロ(『SAXOPHONE COLOSSUS』)の解説文に、冒頭の印象的なラテン・ナンバー「St. Thomas」のリズムがカリプソだと書いてあったのが目にとまり、以来しばらくカリプソ=セント・トーマスという認識が刷り込まれてしまいました。その偏った認識を払拭したきっかけは吾妻光良さん「嫁の里帰り」「カミさん不細工な方がいい」などのバッパーズの名曲に加え、ロッキン・カリプソニアンズなる別ユニットでの「福田さんはカッコいい」など、カリプソ本来の諷刺精神も見事に日本語で再現したナンバーに、カリプソという音楽を頭の中で再定義。さらに本場もんのカリプソの面白さに気づかせてくれたのは日本随一のカリプソ・バンド、カセットコンロスのワダマコトさんチョイスによる『WADAMAMBO'S CALYPSOS』という編集アルバム。王道路線ではないものの、ちょっとひねった名曲多数でした。これにハマって以来、CD屋でカリプソ・コーナー(なんてものはほとんど存在せず、「ラテン・その他」とかのコーナーね)を覗くようになり、リリース数がそもそも少ないものの、目についたCDをちょこちょこと買うようになりました。ここ最近はうちのバンドのギタリスト氏がお熱で、いろいろ音源を回してもらってます。

カリプソはベネズエラ沖のカリブ海に浮かぶ島、トリニダート島で生まれた音楽。全然知りませんでしたが、そのルーツであるカイソまで遡れば19世紀発祥というジャズにも負けない歴史を持った音楽だそうです。明るいリズムにのせて歌われるのは、政治問題から町内会のゴシップまで、諷刺の効いた瓦版的内容だそうで、やたら歌詞が長いのも特徴です。みなさん大抵芸名を持っていて、ザ・ライオンだのザ・タイガーだのキング・レイディオにマイティ・デストロイヤーなんてのも…。まるでプロレスラーみたいに強そうなのは、即興の歌詞で相手とやりあう伝統的なショーにおいて名前負けしないためだとか。アーティストとしてはどうなのかと思いますが…。

「みんな大好き!ロミオ!」は最近のうちのバンドの合言葉。ロード・メロディさん(本名:フィッツロイ・アレクサンダー)の恐らく1950年代後半の録音の曲が、最近バンドのレパートリーに加わりました。跳ねるリズムに美しいメロディ、カリプソにしては珍しい恋愛ものです(多分)。何といっても脱力系のコーラスがたまらない、中毒性の高い曲。クック・レーベルに残された録音を掘り起し、2003年に日本で組まれたコンピ『カリプソ・リズム』に収められていたものを、うちのバンドのギタリスト氏がさらに掘り起こしてきました。ビールのおつまみに、ドライブのお供に、お子様のおやつに是非(ライナー・ノーツより)。そしてこの曲を含むカリプソ・ナンバーを3曲も豪華に投入したうちのバンドの次回ライブは、今週土曜日です。


 
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2013年05月17日

Miami Beach Rhumba / Janet Seidel

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ゴールデン・ウィークもとっくに終わり、気がつきゃ5月も後半戦。プロ野球もいつの間にか交流戦になっていました。ラーメン屋には「冷やし中華始めました」の貼紙。今春看又過…なのです。

こうなりゃラテンで「Miami Beach Rhumba」。iPodが不意打ちのように通勤途中にかけ、僕の中の昭和の遺伝子が突如発現したのが数日前。それ以来、寝ても覚めても頭の中を回り続けている曲です。iPodが見つけてきたのは吾妻さんの叔父さんの佐井重昭さんのピアノによるものでしたが、家に帰って検索してみてザビア・クガート楽団による1946年の世界的大ヒットだったと知りました。「マンボの王様」がペレス・プラード‎さんなら、ザビア・クガートさんは「ルンバの王様」。マンボとルンバの違いについては、語りだすと文字数が足りなくなるので、故・中村とうようさんの「なんだかんだでルンバにマンボ」に解説は譲ります(ほんとはよくわかってないのです)。掃除機の話ではありません。

YouTubeでいろいろ探してみて、ザビア・クガート楽団によるオリジナル・ヴァージョンは「ちょっとなぁ…」と思ったのですが、「むむむ…」とうなったのはジャネット・サイデルさんとかいう方のもの。オーストラリアの麗しき弾き語りジャズ・シンガーだそうですが、全く存じておりませんでした。iTunesにて即買いし、リピートの日々なのです。何とも言えぬこの艶っぽさ、僕の血の中に放出されたアドレナリンが反応しています。で、キューバリブレで一献。ラテン音楽が昭和歌謡に大きな影響を与えたこともよくわかる一曲。


ばっかじゃなかろかルンバ」と言いたくなるようなゲームの多い、今期の我が中日ドラゴンズ(今日はなんとか勝ちましたぁ…)。なんせ去年まで11年連続Aクラス、このような状況には慣れていないのです。ファンになった頃はこんなシーズン多かったんだけどね。
 
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2012年05月12日

La Gloria Eres Tu / Jose Antonio Mendez

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ブラジルでボサ・ノヴァが生まれたのとちょうど同じ時期、キューバのボレロやトローバといた歌謡音楽がジャズなどの影響を受け、誕生したのが「フィーリン」と呼ばれる音楽です。そのフィーリンの最大の立役者がホセー・アントニオ・メンデスさん。…などトートツにエラそに書いてみましたが、以上は全くの受け売り、というかほとんどコピペです。恥ずかしながらつい1月前までは「フィーリン」という音楽のスタイルがあることすら全く知らずに生きてきました。

たぶん図書館で借りた「ラテン音楽の歴史」みたいな編集CDに1曲だけ紛れ込んでいたみたいで、iPodのシャッフル・プレイが引っ張り出してくれて、どこの国のなんちゅー音楽かもわからないまま★★★★つけてトップ・レートに入れておいたのが、この「La Gloria Eres Tu」でした。あまり深く追求することもなく、曲名もアーティスト名も覚えぬまま、トップ・レート・シャッフルでたまに出てくるたび、「あぁ、いい曲だなぁ」と聴いておりました。そんな中、先月号のミュージック・マガジンのディスク・レビューで目にとまったのがホセー・アントニオ・メンデスさんの名前。「キューバン・ロマンティシズムの随である」との論評に興味を覚え、ウォント・リストにメモしておいて、ふと「あ、買う前に聴いてみられるかも…」とYouTubeで検索し、一発目に出てきたのがこの聴き覚えあるオルガンの優雅なイントロ。少し鳥肌が立ちました。予備知識なく耳で聴いた感覚と、文章から想像した音が見事に一致した珍しい例です。

「La Gloria Eres Tu(至福なる君)」。もうベタベタのラブ・ソング。1950年代にメキシコで録音された彼の代表曲です。フィーリンはもともとはそのルーツはキューバですが、メキシコや周辺の中南米カリブ諸国で広く親しまれました。というのももちろん受け売りです。1950年代といえば米国ではガサツなロックン・ロールが大ブレイクしていた頃。南の島ではこんな優雅な音楽が奏でられていたのです。


昔はね、気になるなぁ、とか、とりあえず聴いてみたい、と思う音楽があっても、実際にLPだかCDだか買うしか聴いてみるすべはありませんでしたけどね、便利な時代になったものです。とは思うけど、買って帰ったLPに針を落とす時の緊張感というかわくわく感というものも失われてしまった気がします。

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2011年09月12日

La Casa De Al Lado / Liliana Herrero

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真夏が帰ってきたかのような強烈な日差しの中、iPodから突然流れたこの曲にやられて、道の真ん中で立ち止まる。リリアナ・エレーロさんの「La Casa De Al Lado(隣の家)」。たまらなく切ないメロディに魂を揺さぶるような歌声。2007年のアルバム『IGUAL A MI CORAZÓN(私の心と同じように)』の冒頭に収められていた、ウルグアイのシンガー・ソング・ライター、フェルナンド・カブレラさんのペンによる、胸を掻きむしられるナンバーです。

アルゼンチンが生んだ偉大なる歌手。フォルクローレといえば「コンドルは飛んでいく」くらいしか知りませんでしたが、この人の歌を聴いて見る目(聴く耳?)が変わりました。技巧や芸術やエンターテイメントとしての歌ではなく、人生そのものが歌であるような、まっすぐな「歌」。哲学で大学の教壇にも立っているらしく、あだ名は「ほろ酔いの哲学者」だそうです。

僕は2006年の10月に吉祥寺でライブを観ることができました。その何かに突き動かされているような、身を削るかのような歌いっぷりともに、茶目っ気のある笑顔も印象的でした。1948年生まれだから今年で63歳、とてもチャーミングな女性です。
 

魂でうたう歌。形は違えどソウル・ミュージックなのです。メモリアル・デイの翌日の今宵、恐ろしいほど美しい満月です。
 

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2011年08月09日

La Banda / Willie Colón & Héctor Lavoe

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クソ暑い夏が戻ってきて、セミも甲子園も真っ盛り。まったく嬉しくなっちゃいます。強烈な日差しをジリジリと浴びながら「こうなるともうラテンっしょ!」ってiPodが選んでくれた強烈にかっけえ曲で一献。ウィリー・コローンさんとエクトル・ラヴォーさんの名コンビによる「La Banda」。よく冷えた缶ビールをご用意の上お聴きください(笑)。


NYはブロンクス出身トロンボーン吹きのウィリー・コローンさんとプエルトリコはポンセ出身ヴォーカルのエクトル・ラボーさん。独特のトロンバンガ・サウンドと空気を切り裂くヴォーカルで、1967年の『EL MALO』からエクトル・ラボーさんが独立する前の1975年の『THE GOOD, THE BAD & THE UGLY』まで、ブーガルー〜サルサ・シーンの先頭を切って突っ走りました。FANIAレーベルの稼ぎ頭。悪党ネタのアルバム・ジャケットのシリーズもいかしています。

この「La Banda」。いかにもサルサな華麗なピアノで始まり、切り込んでくる分厚いトロンバンガにリズム隊、そして猥雑なコロ。頭打ちのハンド・クラップもかっこよく強烈なオン・ビートでグイグイ進みます。もとはペルーの曲、らしい。なぜかクリスマス・アルバムの『ASALTO NAVIDEñO VOL II』に収録されています。クリスマスの襲撃第2弾。クソ暑い真夏の東京で聴くには、よく冷えた黄金色の缶ビールが必要です。

いやしかし格好良いな。ラテンはどうも苦手で…という人も是非聴いてみてください!
 
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2010年06月07日

Rap-O Clap-O / Joe Bataan

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えんぴつのジョー、ではなくて地下鉄のジョーが初来日を果たしておりました。ジョー・バターンさんライブ・イン・ジャパン。はるばる海を渡ってやってくるというのにもったいない1夜のみ250枚限定のチケットは当然のことながらあっという間にソールド・アウト、気づいたときにはあとの祭りでした。己のアンテナの低さを呪いながら浅草方面に思いを馳せつつ上野でハイボールなど痛飲した土曜日の夜。後日、数少ないライブ・レポート検索してみればどれもが熱く高評価ばかり。やっぱり観たかったな。

1942年にニュー・ヨークのイースト・サイド、スパニッシュ・ハーレムで生まれたジョー・バターンさん。60年代に雑食混血音楽ブーガルーでファニア・レコードからデビューしました。そもそもジョー・バターンさんはプエルト・リコ系黒人とフィリピン人の両親を持つ“アフロ・フィリピーノ”、純粋ラテン系ではありません。70年代にはレーベル・メイトが一斉に誕生したばかりのサルサへとなだれ込むのを尻目に、ドゥ・ワップ〜スウィート・ソウル〜ディスコにラップまで取り入れた独自のラテン・ソウルに邁進。徹底して大衆音楽路線で徹底してストリート志向。チンピラっぽいカッコよさが魅力的です。実際に10代の頃にはエル・バリオのチンピラ連中のリーダー格だったらしく、刑務所暮らしも経験してるとか。

「ピュンピューン」と安っぽいシンセ・ドラムで始まる「Rap-O Clap-O」は1979年録音の下世話なラテン・ディスコ・ナンバー。安っぽいバック・コーラス&ダンサーのお姉ちゃん引き連れながら、シュガーヒル・ギャングとほぼ時を同じくして早くもラップに挑戦してます。新しもの好きだね。こうして(↓)今あらためて動画を観てみると何とも恥ずかしくなっちゃうけど、なんだか妙に耳についちゃう。ナマで聴いたら踊りまくっちゃうんだろうな。



横山剣さんにもつながるような確信犯的な安っぽさ。たまりません。やっぱり観たかったな。

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2008年10月11日

Plastico / Willie Colón & Rubén Blades

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『米国ラテン音楽ディスク・ガイド50's→80's』なるものを衝動買いしちゃったこともあり、最近ちょっとラテン・ブーム。サルサは10年くらい前に一時期少しハマったことがあって、その頃買ったアルバムなどを引っ張り出して聴いています。ご多分に漏れず一番聴いたのはNYラテンの立役者、ウィリー・コローンさんでした。トロンボーン奏者にしてアレンジャー、プロデューサー、バンド・リーダーで、80年代以降は歌手もこなしているけど、それ以前は専属歌手とがっちりと組んでヒットを連発。初期に組んでいた名ボーカリスト、エクトル・ラボーさんの声が僕はどーも得意じゃないので(ラテン系の人はえてしてそうだけど、キーがちょっと高すぎるのね)、ウィリー・コローンといえばどうしたってボーカルはルベン・ブラデス(ブレイズ)さん、ということになります。一緒に演ってた期間は短いけど、パフォーマーとしてのルベンと、サウンド・クリエーターとしてのウィリーの「世界最強タッグ」。

中でも一番聴いたのは1978年の大傑作アルバム『SIEMBRA』。タイトル曲や「Pedro Navaja」など名曲メジロ押しですが、アルバム冒頭の「Plastico」を。プラスティックをカネが全ての欧米文化になぞらえて、ラティーノとしての誇りや団結を訴えるメッセージ・ソングです。冒頭のディスコ・ビートとチョッパー・ベースには思わず引きますが、これは退廃した米国音楽を揶揄した単なる演出。肝心なのは後半のコロ(コーラス)です。パーカッションのオンとオフが鮮やかで、途中から入ってくるアタマ打ちのカウベルの力強いこと。よくわかんないと思うけど僕の中では風林火山のイメージです(?)。チェンジ・オブ・ペース的にはさまれるホーンによるインスト・パートも効いてる。ウィリー・コローンの音楽の特徴ともなるトランペットをあえて排したトロンボーンのみによるホーン・セクション、トロンバンガ。当然、鋭さには欠けますが、補って余りある中低音の力強さ。なんとも心地いいです。

ディスク・ガイドなんかぱらぱら見てるとあれもこれも欲しくなっちゃう。昨年あたりからファニア(1964年にニューヨークで設立されたラテン音楽専門のレコード会社)の諸作がコロンビアから国内盤で再発され始めて期待してたんだけど、やっぱり売れないのかなぁ…、いまいちペースが鈍いですね。ま、それくらいのほうが僕の財布には優しいですが。
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2007年04月29日

Usted Abusó / Celia Cruz with Willie Colón

素晴らしい日差しのいい休日でしたね。浜スタではドラゴンズが連敗。デー・ゲーム日和だったんですけどね。横浜ファンの皆様方には素敵な休日となったことと思います。我が愛するドラゴンズはこのところ先発が打ち込まれていて、3位転落ちょっと心配。ま、まだ4月ですけどね。

さて、暖かくなってきました今日この頃。今宵はこのところマイ・ブームのサルサで一献。サルサといえばこの人!のウィリー・コローンさんと「サルサの女王」セリア・クルーズさんのとびきりの一曲で。ラムでも呑んで踊りたくなっちゃいます。

サルサです。聴くだけ聴くとカリブ海あたりの音楽だと思っちゃいますが、れっきとしたニュー・ヨーク生まれ。1970年代にキューバやプエルト・リコからの移民を中心とした異国住まいのミュージシャンが、ジャズやらR&Bの要素を生まれ故郷の音楽にぶち込んだごった煮音楽。冬にはマイナス10数度になるニュー・ヨークの街の片隅で、こんなにホットな音楽が繰り広げられていたとは。さすが人種のるつぼ、ふところ深いです。

生まれ故郷のキューバでも歌手として名をなした後、革命後に亡命を決意した、カリブの至宝、セリア・クルーズさん、と、ニュー・ヨークはブロンクス生まれの貧しいプエルトリコ移民の息子、にしてトロンボーンと持ち前の音楽センスで一時代を築いたウィリー・コローンさん。一見ミスマッチながらさすがはキング&クイーン、素晴らしい音を届けてくれています。

1977年のもちろんファニア・レーベルの『ONLY THEY COULD HAVE MADE THIS ALBUM』から冒頭の一曲「Usted Abusó」。「トロンバンガ」っちゅうトロンボーンのみからなるホーン・セクションの響きがたまらなく心地いいです。途中、トロンボーン・セクションのフレーズが男声コーラス・パートにとって代わるところも、男どもが女王様にかしずいているようでなかなかな趣き。もうちょっと聴きたいところであっけなく終わるのも、再度のアタマだしにて酒がすすみます。

サルサを体現していたファニア・レーベル。最近何だか急に再発が進んでいますね。はまってしまいそう。
てなわけで、今晩呑んで明日は仕事。おやすみなさい。


celia cruz & willie colon.jpg
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