2014年10月21日

You Scared The Lovin' Outta Me / Funkadelic

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Pファンクを狂ったように聴いたのは大学生の頃から社会人になっての数年間だったでしょうか。「Pファンク」というのは御存じの方には説明不要ですが、ジョージ・クリントンさんが作ったパーラメント、ファンカデリックの2大バンドを中心に、構成メンバーが重なり合うブーツィーズ・ラバー・バンドやらホーニー・ホーンズやらパーレットやらブライズ・オブ・ファンケンシュタインやら、それらを再構築したPファンク・オール・スターズやら…、70年代から80年代頭にクリントン総帥の元に集まったファンク集団、および彼らの作った音楽の総称です。リアル・タイムではそのどす黒いファンク感覚が日本人にはまるで理解されず、ほとんど評価されていなかったようですが、80年代後半、ヒップホップ勢のサンプリングがきっかけだったのでしょうか、ここ日本でも再評価ブームが起きました。レコード・コレクターズ誌は1989年8月号で「大特集・Pファンク」を組み、僕はそれをそれこそむさぼるように何度も何度も読みました。でも音源のほとんどは当時リイシューされておらず、中古LPを探し歩く日々。ただ、その頃ひょんなことから誘われて入ったファンク・バンドの、大学のOBでもあるドラマー氏はそのLPの多くを持っていて、よくお宅で聴かせてもらいました(僕という人間の二大構成要素である音楽と酒はいずれもこのドラマー氏から教わったものです)。そして1990年7月のPファンク・ライブ初体験。汐留に当時あった巨大テント「サイカ」にやってきた総勢15名のPファンカーによる伝説の4時間ステージは、間違えなく僕の人生のベクトルを変えたのでした。

その後、Pファンクの諸作は堰を切ったように次々と国内盤でCD化され、雑誌の小さなレビューを読みながら「聴いてみたいなぁ」と思い続けていた我々一部のファンにとっては狂喜乱舞の日が続きました(ふところはなかなか続きませんでしたが…)。「One Nation Under A Groove」「Give Up The Funk(Tear The Roof Off The Sucker)」「Do That Stuff」のような王道ファンクはもちろん最高にカッコいいのですが、聴き続けているうちに心の底にしっかりと刻み込まれているのは「P印」というよりも「キ印」入ってそうなドロドロ変態ナンバー。「I've Been Watching You(Move Your Sexy Body)」だの「(You're A Fish And I'm A)Water Sign」だの「Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)」(!!!)だの、ラリって聴いたら最高だろうな(ラリったことないけど…)と思わせる中毒性の高い楽曲群。

いずれ劣らぬ狂気漂う名曲ですが、大好きなグレン・ゴインズさんをフィーチャーした「You Scared The Lovin' Outta Me」を。1976年のファンカデリック9枚目、ウェストバウンドからメジャーのワーナー・ブラザーズに移籍しての1作目となる『HARDCORE JOLLIES』でも、相変わらずのドロドロっぷりを聴かせてくれました。おどろおどろしいイントロのフレーズが繰り返される中、後ろの方でひたすらゴスペル仕込みの鬼気迫るシャウトを聴かせるグレン。つられてジェローム・“ビッグフット”・ブレイリーさんのドラムも後半やりたい放題に。悶絶のメロウ・ハードコア・ファンク・バラッドなのです。。



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2014年08月27日

Beautiful Life / Chuck Brown (feat.Wale)

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久しぶりに長袖のシャツを引っ張り出しました。ようやく連休が取れたと思ったら、バカ夏はいったいどこに行っちゃったんだろうという肌寒さ。「俺のベンチ」にも行けません。残念ですが仕方ないので家でこんな文章書いたりしています。しかし、こうなるとすぐに熱燗呑みたくなっちゃうのが我ながら単純すぎる思考回路、よく冷えた生ビールか熱燗か、の2択しか思い浮かばないのです。

プロ野球の方も我が愛する中日ドラゴンズは早くも秋風モード。勝負のはずの8月に逆転VどころかCSすらもぐんぐん遠のく負けっぷり。もう楽しみったら山本昌投手の最年長記録更新くらいしかないのです。

何にもせずに家で音楽を聴いたり本を読んだりの連休、結果としては骨休め。何度もリピートして聴いていたのはチャック・ブラウンさんの「Beautiful Life」でした。昨日新宿までわざわざ買いに行ってきたCDのタイトル曲。一昨年の5月に75歳で亡くなったチャック・ブラウンさん、まさか新譜が聴けるなどとは夢にも思っていなかったのですが、ディスクユニオン新宿ソウル/ブルース館から先日送られてきたメルマガを見てびっくり、慌てて買いに行ってきたのです。

一応説明すると、チャック・ブラウンさんはワシントンDCのご当地ファンク・ミュージック「ゴーゴー」界のゴッド・ファーザー。どファンクからブルーズから歌ものスタンダードまで、その独特のリズムに乗せてすべてをGo-Goにしてしまうファンキー爺さんでした。その新譜『BEAUTIFUL LIFE』は亡くなる前年の2011年位に録音してあった音源を、クラウドファンディングで費用を募り制作したものだとか。知っていたらば喜んで協力したんだけどな。

「ファンキー爺さん」とさっき書いちゃいましたが、チャックさんはただのパーティ・ピープルではなく、胸の奥底に少年のココロと美しいメロディを持っていた哀愁の人。その深い歌声を聴けば僕にはわかります。同郷ラッパーのワーレイ(Wale)も参加した表題曲の「Beautiful Life」、ファンキーさと歌心が兼ね備わったチャックさんらしい名曲だと思います。自分の人生を歌ったかのようなタイトル、きっと天国でも上掲ジャケットのように、楽しげにギターを弾いていることでしょう。


生まれて初めて腰をやってしまって動けなかった先週。歳を感じました。人生ももう秋なのです。

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2014年05月06日

World Under Siege / Defunkt Big Band

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デファンクトというバンド。一般的にはほとんど知られていないと思いますが、学生の頃やってたファンク・バンドで一曲「Illusion」というえらくカッコいい曲をカバーしていたことがあり(遥か昔の話だ…)、僕にとっては何となく思い入れのあるバンドです。その後も何かと気にしていましたが、専門誌にも話題が出ることはほとんどなく…、でもリーダーのジョー(ジョセフ)・ボウイさんは、ホームページ見ると今でも活動を続けているようです。

ジョー・ボウイさんのお兄さんはレスター・ボウイさん。フリー・ジャズ界のトップ・グループ、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEC)の中心人物です。ちなみに僕は高校生のころにAECのアルバムを1枚だけ買ったことがありますが、全く理解できませんでした(笑)。あのLPどこに行っちゃったかなぁ、今聴いたら印象違うんだろうけど…。
で、ジョー・ボウイさん。8歳年上の兄に師事したかどうかは知りませんが、若いうちからトロンボーンを手にフリー・ジャズの世界に入ったそうです。しかし何を思ったか1979年に、ファンクとフリー・ジャズとパンク・ロックをごった煮にしたような前衛ポップ・バンド、デファンクトを結成します。こちらは学生だった僕のアタマにも理解できる適度なとんがり具合(笑)。1980年代から90年代にかけて、ジョーの麻薬中毒治療のための一時活動停止はありましたが、何枚かのカッコいいアルバムを出しました。でも残念ながらあまり売れなかったようです。

その後は情報がほとんど入ってこないので、どうしているのか知る由もなく、ほとんど忘れかけていました。でも先日ふと中古屋で見つけた上掲ジャケットの2枚組CD『THE LEGEND CONTINUES』を即購入してみたら、1枚目は78年〜01年のベスト、2枚目は「デファンクト・ビッグ・バンド」のライブ録音。って、いつの間にやら20人ほどの編成のビッグ・バンドを結成していたようです。これがまたなかなかカッコよく、再開に涙。大編成で疾走する強力なビッグ・バンド・ファンク「World Under Siege」をどうぞ!


ジョー・ボウイさんは男っぽいシャウトのなかなか素晴らしいボーカリストでもありますが、この曲を歌うのはケリー・シー(Kelli Sea)なる女性シンガー。これがまたパワフルかつキレのいい歌いっぷりを聴かせてくれます。この曲のほかにも他にもブルーズ・ナンバーあり長尺ファンクありの名演揃い。ナマで聴いたらかなりグッと来そうですが、まぁ来日は無理だろう…なぁ。

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2014年05月02日

The Next Thing You Know (We'll Be) / Trey Lewd

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風薫る5月。GW後半に向けて天気も好転ムードですが、我が愛する中日ドラゴンズは貯金シリーズのはずの下位チーム相手に痛い4連敗。本日移動日こそ心休まる安息日ですが、早くも中継ぎ陣崩壊現象で、明日からの上位3チームとの地獄の9連戦に投げてもらうべき投手が見当たりません。吉見一起投手と浅尾拓也投手の1日も早い復帰を望むのみです。

そんな連戦とGWの谷間、悶々としたアタマで聴いているのはトレイ・リュードさんの「The Next Thing You Know (We'll Be)」。哀愁というか陰鬱というか…の変態フレーズがループする非常に中毒性の高いナンバー、耳についたら離れません。トレイ・リュードことトレイシー・ルイスさんはかのPファンク総帥、ジョージ・クリントンさんの何番目だかの息子。変態の子は変態です。


1990年のアルバム『DROP THE LINE』に収められていたこの曲。Biti Strauchn(読みがわかりません)なる女性シンガーとのデュエットで、親父譲りのへなちょこ唱法を存分に聴かせてくれます。しかしキメはやっぱりイントロから繰り返し使われるぐにょぐにょ変態フレーズのリフ。曲自体はトレイシー・ルイスさん自身が書いたものですが、このフレーズは親父さんがライブなどでも繰り返し使っているもので、初出はブーツィーズ・ラバー・バンドの1979年『THIS BOOT IS MADE FOR FUNK-N』の一曲目「Under The Influence Of A Groove」のようです(後半4分50秒あたりにちょっとだけ使われています)。クリントンの『HEY MAN… SMELL MY FINGER』(1993年)に収められた「Kickback」でもフィーチャーされていますので、御大よほどのお気に入りでしょう。僕自身、来日ライブで何度か耳にして胸が躍った覚えがあります。Pファンク研究の世界的権威(!)河地依子さんによれば、このフレーズ、作ったのはトロンボーン吹きにしてホーン・アレンジの名手、フレッド・ウェズリーさんだそうです。「Pファンクの良心」のようなフレッドですが、クリントンばりの変態フレーズもお手の物のようで。

親父さんおよびPファンク軍団の強力なバックアップでこのアルバムでデビューしたトレイ・リュードさんですが、その後はどうしているのやら…。僕にとっては今のところこの一曲だけの人です。
 
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2012年10月02日

Happy Feelin's / Maze featuring Frankie Beverly

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黒く濁ったごった煮じゃなくて、汁が透きとおる感じ。でも出汁はしっかり。いや間違いなくソウルでファンクなんだけど、それにつきものの汗の匂いがしないメイズのみなさん。そこがいいところだし、そこが残念なところでもあるのです。1977年のデビュー・アルバムから大好きな「Happy Feelin's」を。ベースの音に身体が宇宙空間を浮遊するのです。

なぜか日本では全く人気がなく、国内盤CD見た覚えがありません。向こうじゃ大スターなのにね。一番の魅力はマーヴィン・ゲイを師と崇める、フランキー・ビヴァリーさんの絹の肌触りの歌声。シルキー・ソウル・シンガーなのです。支えるのはホーンもストリングスもいれない独特なクールなサウンド。80年代に入って大所帯のセルフ・コンテインド・グループが次々とリストラをしていく中、人力サウンドを貫き通した個性派バンドです。ソウルを聴くようになってもしばらく敬遠していたのは、あれだ、ジャケットの長岡秀星のアート・ワークのせいだろうな。


「Happy feelin's in the air」。昨夜はそんな夜でした(ような気がする)。いい曲だね。
 
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2012年05月18日

It Don't Mean A Thing (If It Don't Have That Go-Go Swing) / Chuck Brown & The Soul Searchers

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新聞のおくやみ欄に載っちゃうような大物以外は、海外のアーティストが死んだなんて話は1月以上たってからミュージック・マガジンだかなんだかで知っていたのです昔は。そんな情報収集能力でも不自由なんて感じたことはありませんでした。それが近頃じゃその日のうちにTwitterで世界中を駆け巡っちゃっていやでも目に入ってきます。ありがたいんだかありがたくないんだかわかんないけど、なんだろう、その分だけ話題にされなくなっちゃうのも早いような気もします。つぶやきました、以上です、はい次。そういうもんじゃねぇだろうとおっさんは思うわけです。

一昨日亡くなったチャック・ブラウンさん。最初にそのステージを観たのは1988年の暮れ、だったと思います。前年の初来日に続いての芝浦インクスティック。最先端のおしゃれなハコ(なんて言い方はしてなかったと思うけど)、何着てけばいいのかしらん…、などと思ったことを覚えています。まだ音楽的嗜好も迷走をしていた学生時代、3時間にもおよぶノン・ストップの真っ黒いグルーヴは、その後の音楽人生にひとつのくさびをしっかりと打ち込みました。汗を飛び散らせながらも優雅にスウィングするリズム。曲は変われど止まらぬビート。泥臭いけどかっこいい。粋なおっさんだなぁ、と思ったワケです。

大好きなアルバムの『GO-GO SWING - D.C.LIVE』。同じような音源で当時いろいろLPやCDが出てましたが、これは1986年に出された日本盤CD。冒頭から続く「It Don't Mean A Thing」〜「Midnight Sun」〜「Moody's Mood」〜「Woody Woodpecker」のオールド・スウィング・メドレーは何回聴いたことか。ファンク(ゴー・ゴー)バンドでありながら、エリントンにハンプトンにジェイムス・ムーディという見事な選曲。オールド・スタンダードを見事に甦らせるビートの錬金術です。バスドラが肝。特に「Moody's Mood」は今ではうちのバンドのレパートリーですが、最初に聴いたのはこのバージョン。殺られました。

YouTubeで拾った「「It Don't Mean A Thing (If It Don't Have Mean That Go-Go Swing) 」を。よく考えたらこれ原曲にあるサビ(♪It makes no difference. If it's sweet or hot〜)がないのね。延々と繰り返す跳ね続けるグルーヴ。しかしいい声だなぁ、と思う。


享年75。ブレイクしたのがすでに50歳位の頃でしたからね、しょうがないといえばしょうがない。最後の来日公演(2010年)を見逃したのも悔やまれます。でもしょうがない。たしかに訃報も多すぎるけど、今日はもうみんなドナ・サマーさんのことしかつぶやいていません。でもしょうがない。人生は(ゴー・ゴー)スウィングしなけりゃ意味ないのです。

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2012年05月08日

Let 'Em Out / Maceo Parker

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長かったGWも終わりました。久しぶり!のお休みに、ココロの洗濯ものがたっぷりとたまっていたので、今日の昼間は今年初めての「俺のベンチ」でジャブジャブと豪快にお洗濯。野川の流れと黄金色の缶ビールでたまった澱をすっかり洗い落とし、輝くお日さま天日干しですっかりリフレッシュしました。

iPodから流れていたのはメイシオ・パーカーさんの「Let 'Em Out」。1989年の『FOR ALL THE KING'S MEN』からのナンバーです。70年代にはメイシオ&オール・ザ・キングス・メン、あるいはメイシオ&ザ・マックスの名で3枚ほどアルバムを出したりしておりましたが、その後長らくは前線には出ず、Pファンク、あるいは出戻りのJBバンドでキラリと光る個性的なソロを吹き続けてきた名サイド・マンによる単独名義の初の(ミニ)アルバムです。この翌年には古いジャズやR&Bをファンキーに料理した『ROOTS REVISITED』が大ヒットし、名サイド・マンから一躍「The Star of the Show」になりましたが、その布石になったファンク・アルバムでした。

メイシオ・パーカーさんの名前を初めて知ったのは1985年ころ、だったかなぁ。JBのバックで来日した際のインタビューをミュージック・マガジンで読みました。JBじゃなくてメイシオのインタビューというのがいかにもミュージック・マガジンなのですが、恐らくはJBのインタビューがとれなかっただけだろうと思います。おばさんパーマの変なおっさんだなぁ、と思うと同時に、そのファンク・サックスを是非聴いてみたいとも思いました。で、初めて聴いたのは当時のJBの新譜の『GRAVITY』でのソロ。その切っ先鋭い音色は僕のココロにも突き刺さりました。ちょうど巻き起こったレア・グルーヴ・ブームにより発掘されるJB’sやら前述のメイシオの70年代録音に、大学の部室に転がっていたボロボロのアルトの埃をはらって、結構コピーしたもんです。

このミニ・アルバムの『FOR ALL THE KING'S MEN』は大好きなブーツィー・コリンズさんと大嫌いなビル・ラズウェルさんのプロデュースによるもの。ビル・ラズウェルが絡むと大抵つまんなくなる、という当時の印象がありましたが、これに関してはフレッド・ウェズリーさんにボビー・バードさんにレザーシャープ・ジョンソンさんにバーニー・ウォーレルさんにホントに弾いてんだか、のスライ・ストーンさんまでゲストに入って王道ファンクになりました。その後続々と出たソロ・アルバムではすっかりお馴染みとなりましたが、そのサックスと同じく、シンコペ効かして鋭く突っ込むメイシオのラップには当時随分たまげたものです。

なんかのテレビ・ショウの映像が出回っているので貼り付けます。当時、御大JBは服役中で、「Let Him Out」と歌詞を変えて演っています。後のブーツィーは何とも楽しそう…。


今年2月9日に逮捕された「東電前アクション」の園良太さんが未だに身柄を拘束されているそうです。不当逮捕、かどうかは僕にはわかりませんが、ちょっと長すぎるよな、と思う。レット・ヒム・アウトです。
 
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2012年03月16日

Pearl Drops / Bootsy Collins

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年度末なんでもちろん滅茶苦茶忙しくはあるのですが、しっかりと毎日の〆は泥酔のうちに。で、昨日の夜に何を食べたか、一昨日の夜に何をしていたか、思い出せなくなっちまっている自分に気付きました。こんなんじゃなかったはずだよ、おい。思い描いていた場所からはかなり遠いところに来てしまったような四十路半ば。ふと立ち止まって振り返り、自らの足跡を見た春の宵なのです。

5月の終わりにビルボード・ライブにやってくるブーツィー・コリンズさん。昨年還暦を迎えたものの、羨ましいくらいの永遠のファンク少年です。ご存知のとおりスペース・ベース操る超重量級ファンカーですが、実は1stアルバムに収められた「I'd Rather Be With You」から一貫して隠れバラッドの名手。以前にここに書いた「I'm Leavin' U (Gotta Go Gotta Go)」と同じく、1997年の『FRESH OUTTA 'P' UNIVERSITY』から切なさ溢れる「Pearl Drops」を。盟友であるゲイリー・マッドボーン・クーパーさんのコーラスも冴え渡る、もうメロメロにメロウなナンバー。同じアルバムにこんなに痺れるバラッド2曲も入れちゃうなんて、なんとも美しき穢れなき魂。


切なさとはオヤジの胸の奥にある少年のココロなのです。などと独りつぶやきつつ、今夜も一献にて暮れていきます。ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ウォントなのですよ(泣)。

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2011年01月22日

Undisco Kidd / Funkadelic

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新年のご挨拶もせぬまま気づけば初場所も優勝決定の14日目。大変ご無沙汰してしまいました。ごあいさつ なさいといわれ ゴメンナサイ。いや忙しいのです毎日。と、誰にも何にも言われませんが独り言い訳など。

昨晩は、忙中閑を無理やり作ってジョージ・クリントンさん御一行@ビルボード・ライブ。御歳69、ゲイリーも逝っちまったし、そもそもそれほど期待はしていませんでしたが、来日公演もしばらくパスしてましたので見納めのつもりで六本木心中。地味な迷彩パンツにトレードマークの七色のウィグも今回はなしで、駅前に寝そべってたら誰も気付かなそうな姿のクリントン御大は相変わらず声が全く出てないし、ホーン隊欠席のバンドはキレがいまいち、2部構成で演奏時間は短いのにいつにも増して冗長なステージングでしたが、そんなことはまあいいです。僕の人生を変えた人の一人ですから。でもきっともう最後にします…。

昨夜はベリータ・ウッズ嬢がフィーチャーされた、ファンカデリック1976年の「Undisco Kidd」を。貼り付けたのはまだ全盛期、1979年のヒューストンでのライブです。


忙中閑あり燗酒あり。独り呑む背に有線放送。肴は炙った烏賊がいいです。

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2010年12月31日

Fantasy Is Reality / Parliament

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またずい分とご無沙汰になってしまいました。押し詰まっての公私にわたるドタバタで、年末のご挨拶も大掃除も○○納めもままならず、あれよあれよと暮れていきます。狂騒の2010年の終わりにふさわしい「Fantasy Is Reality」で、今年最後の一献。

「幻想こそが現実だ」。Dr.ファンケンシュタインことジョージ・クリントンさん率いるPファンクの皆さんたちが1977年に残した史上最強ライブ・アルバム『P-FUNK EARTH TOUR』の大団円、最大音圧の「Night Of The Thumpasorus People」で狂乱のステージに幕が下ろされた後、地球ツアーを終え再び宇宙へ旅立っていくマザーシップが残したメッセージ・ソング。めずらしく直球のメロウな曲調に乗って雄叫びを聴かせるのは、ファンク界最深(deep)ボーカリスト、グレン・ゴインズさん。最高です。


最強ライブ・アルバムの最後にわざわざ足されたスタジオ録音。それだけにアルバムの肝となる重要曲なのですが、残念ながらCD化の際にはLP2枚組みを1枚にまとめてしまうという暴挙により、カットされてしまいました。なんという愚行。近年出された限定盤紙ジャケ2枚組みCDではようやく復活したようですが、そのために買いなおすのもなぁ、とLP回す大晦日であります。

さてさて今年も毎度のごとく、あれもできずこれもできず、いろいろと積み残したまま暮れていきます。いろんなところのいろんな皆様方、不義理をお許しくださいませ。また、今年もこちらで一献おつきあいいただきました奇特な皆様には感謝申し上げますとともに良いお年をお迎えください。チャオ!
 
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2010年08月11日

Ain't It Funky Now / James Brown

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フェルプス“キャットフィッシュ”コリンズ(Phelps 'Catfish' Collins)さんが天に召されました。享年66。ブーツィー・コリンズさんの実兄にして、「Sex Machine」「Super Bad」などのファンクの聖典を残したオリジナルJBズのメンバーです。と説明しなければならないのがなんとも悲しいね。御大JBと多士済々の取り巻きの中では影は若干かすんじゃうかもしれないけど、確固たる個性を持ったギタリストでした。「キャットフィッシュ」の名のとおり(?)、ブルージーで粗野でいながらファンキーなギター。ラバーバンドの来日公演で観ましたが、かっこよかった。


Ain't It Funky Now。ご冥福をお祈りいたします。

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2010年06月19日

One Nation Under A Groove / Funkadelic

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なんだかんだと追悼文ばかりのこのブログですが、またもや哀悼の意を表さない訳にはいきません。ゲイリー・シャイダーさんが56歳にして癌によりお亡くなりになりました。エイメン…。ジョージ・クリントンさんの右腕、Pファンク軍団のスポークスマンにしてギタリストにしてヴォーカリストにしてオムツ男。バップ・ガン片手に空中遊泳していましたが、もう地上に降り立つことはありません…。

はるか昔だけど、僕が学生時代に加わっていたファンク・バンドを観に来たことがある方は、オムツ姿のパーカッショニストがいたことを覚えているかと思います(強烈な印象だからね)。あれが何を意味しているのかわからなかった方も多いと思いますが、素直にゲイリー・シャイダーさんへの愛ある完コピ。オムツの中まで(?)コピーしてました。若かったよね。

1990年の今はなき汐留サイカ。Pファンク・オール・スターズの4時間ライブは僕の人生と脳内の構成を変えました。で、ライブの後、ツアーバスの前でゲイリー・シャイダーさんから何だかわかんないけど缶ビール3本をいただいたことも一生忘れないエピソードです(飲んじゃったけど)。瞳が異常にきれいだったことも忘れません。

♪ゲイリー、ゲイリー、ホームラン、じゃない(誰が知ってるんだ…)。昨年の東京JAZZに行かなかったことが悔やまれます。生涯オムツだった永遠のスター・チャイルド。R.I.P。



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2009年05月02日

I'm Leavin' U (Gotta Go Gotta Go) / Bootsy Collins feat. MC Lyte

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青空ビール日和の大型連休。皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は本日元気よく黙々と仕事。一方で我が愛する中日ドラゴンズは横浜で連休をまた一つのばし、いよいよ明日は最下位決戦(とほほ…)となりました。切ない気持ちで浜スタへGOだ。青空ビールがやけ酒にならないことを祈りつつ。

そんな(?)切ないナンバーを一曲。ウィリアム・ブーツィー・コリンズさんの1997年のアルバム『FRESH OUTTA 'P' UNIVERSITY』から。この年ブーツィーさんは御年46歳でしたが「P大新卒」だそうです。

ブーツィラ(ブーツィー+ゴジラ)だの、おばけのキャスパーだの、カウントラキュラ(セサミ・ストリートのミスター・カウント+ドラキュラ)だの…、いくつになっても少年の心を失くさないブーツィー。「社会人」になったこのアルバムでもそのやんちゃな感じは変わりません。スペース・ベース炸裂の、どファンク・ナンバーは相変わらずです。もちろんそれらも大好きですが、「I'd Rather Be With You」に代表される、アルバムに必ず一曲は含まれているメロウで切ないバラッド・ナンバーはもっと好きです。映画「スタンド・バイ・ミー」を観るまでもなく(観てないけど)、少年っぽさと切なさはウラオモテなのね。

ガラゴーガラゴー。MCライトさんのラップもイカす「I'm Leavin' U (Gotta Go Gotta Go)」。星型サングラスをはずしたらとっても澄んだキレイな目をしてた、みたいな(実際そうなんですが)胸を掻きむしられる切ない切ない一曲。中毒性があるので依存症体質の方はご注意ください。大学出たんですからちゃんと「You」と書きなさい!とも思うけど、P大学(ジョージ・クリントン学長!)じゃそんなこたぁ教わんない。みたい。ガラゴーガラゴー。永遠の少年ももう少しで還暦だ…。

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2009年04月18日

Chelsea Rodgers / Prince

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僕がブラック・ミュージックを聴くようになってから、かれこれ25年。その間プリンスは常に最前線にいました。四半世紀、まさに殿下の時代だ。でも最前線よりちびっと向こうに行っちまってたんで、正直言うとロクには聴いてなかったなぁ。あのビジュアルだし、ビートがロックだったりするしね。黒人音楽原理主義者(若い頃は狭量でした)からすれば明らかに異端。気になる存在ではあったけど、90年代までの諸作は殆ど持ってません。

ですが、例の物書き泣かせの妙なシンボル・マーク(元プリンスね)からプリンスに戻って(元元プリンスね)からはなんとなくいい。殿下もようやく50になったし、すこしはカドが取れてきた気がします。「ハタチ過ぎればただの人」って言葉があるけど、殿下の場合、50になってようやく等身大のミュージシャンになった気がする。←好意的に言ってます。まぁ相変わらずついてけない曲はついてけないけど。

新譜が出たばかりだけど、また面倒くさい配給ルートによりまだ買えてないので(面倒くさい人なんだ)、前作『PLANET EARTH』(サクライ・ストーンさんから贈っていただきました!)に収められていた「Chelsea Rodgers」を。最近見つけたお気に入りの一曲。これがね、またカッコいいのよ。めずらしくひねりのない、ディスコでファンクな直球ナンバー。朝の通勤時に聴くと宿酔いなど吹き飛んじゃう。「ウコンの力」なんかより格段に効果があります。ナイスなPVがあるので貼り付けたいと思ったけどYouTube探しても出てこない。著作権にうるさいんだ殿下は(面倒くさい人なんだ)。でもこちらで一応観られます。

明日は渋谷でうちのバンドのライブです。おヒマな方は是非!
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2009年02月24日

Good To Your Earhole / Funkadelic

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今日の夕方、また少しだけ耳がおかしくなりました。実を言うとこれで3度目。聴力検査でもMRIでも異常なしなんだけどな。やっぱり酒の呑みすぎか、あるいはiPodの聴きすぎか…。

ヤケになってこんな曲聴いてみる。ファンカデリックの皆さんの1975年の名盤『LET'S TAKE IT TO THE STAGE』冒頭の「耳の穴にいい」ブラック・ロック、「Good To Your Earhole」。ハードかつ変態チックなイカシた(イカレた)曲ですが、チューニングが狂うとこれがまた輪をかけてサイケです。ふぅ…。




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2008年11月17日

Candy / Cameo

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「ベストヒットUSA」を毎週楽しみに観ていたのは20数年前。「Word Up!」にこの曲「Candy」に「Back And Forth」と立て続けに異色なナンバーをチャートに叩き込んでいたキャミオでしたが(当時はみんな「カメオ」って言ってた)、そのころはその強烈な個性は全く理解できませんでした。単なる黒人のイカれたおっさんと思ってた20歳前の僕。でもその後、JBスライPファンクと、ファンク義務教育課程を終えて改めて買ってみた1986年のアルバム『WORD UP!』。変われば変わっちまうもので、怪訝にPV観ていたのとおんなじ曲がすんごく魅力的に聴こえました。いかに自分の耳がアテにならないか…。

特に素晴らしいのがこの曲「Candy」。ミディアム・テンポのメロウな変態ファンク。随所で聴かれるブラック・ロックなギターも効いてます。この曲だって「ベストヒット」でガンガン流れていたはずなんだけどな。見た目の奇抜さとラリー・ブラックモンさんの首絞められたようなヘンな声だけで敬遠していたのかも。

70年代には最大13人いたメムバーを一気に3人にまでリストラし、人力からエレクトロ・ファンクに見事に転身したキャミオの皆さん、というかラリー・ブラックモンさん。もちろん大所帯によるド迫力ファンクも文句なしですが、ミニマムな編成になって、よりセンスが研ぎ澄まされた気がします。80年代っていうと、もうなんもかんもDX7で個人的にはもっとも嫌いなサウンドの頃なんですが、このアルバムは今でもクールに聴けちゃう。特にこの曲は大好き。

いかにも80年代なPVはこちら。奇抜な衣装はジャン・ポール・ゴルチェだとか。とんがってます。

このアルバムを頂点に下り坂に入ってしまったキャミオ。最近じゃ残念ながらちっともお噂を聞きません。でも突然世紀の問題作を引っさげて復活しそうな気もする。希望的観測だけど。
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2008年09月01日

Hot Fun In The Summertime / Sly & The Family Stone

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夢かうつつか生スライ。似たような風貌の人捕まえてきて「この人がスライ・ストーンさんです」と言われればみんなだまされちゃいそうな初来日でしたが、本物だったんだよなぁ。出てきた。生きてた。歌ってた。(ちょっとだけだったけど)キーボード弾いてた。両足でリズムとってた。椅子ぐるぐる回してた。首がちょっと曲がってた。

拝みました。踊りました。すっかり嬉しくなっちゃってガード下で黒ホッピー。帰りの電車で買ったばっかりの「ブルース・アンド・ソウル・レコーズ」なくしました。

連日の雨の合間、つかの間の「Hot Fun In The Summertime」(昨日のステージでは演らなかったけど)。スライと一緒に夏休みも終わり。さぁ仕事しなきゃ。
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2008年08月30日

Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) / Sly & the Family Stone

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あれよあれよという間にもう明日になってしまいました。というかあと10数時間だ。スライ&ザ・ファミリー・ストーンのみなさんの奇跡の来日公演。20年間以上雲隠れしてましたからね、死んだはずだよお富さん、突然の来日発表には我と我が目を疑いました。

モハメド・アリが突然復帰戦をやるようなもんでしょうか。あるいはサリンジャーの新作か。観に行ってダメダメなら一週間は後悔するかもしれないけど、観に行かなかったら一生後悔しそう。でも決して期待をしてはいけません。聴きに行くのではないのです。ただただ拝みに行くのです。参拝。生きてるだけでありがたや。ついでに(失礼!)サム・ムーアさんも拝んできます。

一応ネットで検索してみたけど、入国できなかったというニュースはないみたい。てことは今頃この東京のどっかで雨を浴びてんだ(浴びてないって)。なんせずーっとおウワサも聞かなかったもんで、ついつい昔の姿を思い浮かべちゃうけど、考えてみりゃスライも還暦過ぎてるのか…。気分を高めちゃいけないと思いつつ、古いLP(高校生の頃に姉貴のダンナに借りたっきり返してない…)ターンテーブルに乗せ、なんだかどきどきしちゃってる。

いったいどうなる明日のステージ。全く想像できないけれどもケ・セラ・セラ。ペギー葉山じゃありません。だめだ頭が混乱してる。
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2008年02月17日

Love Theme from The Godfather / Chuck Brown

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嗚呼DCの夜は更けて…。昨夜は行ってまいりましたビルボード・ライブ、チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズの皆さんフロム・ワシントンDC。いや最高でした、ゴーゴー親父。

いきなりバンドの皆さんとにこやかに登場する飾り気のない始まり。チャック・ブラウンさんがまずはギターをテロテロと弾いていると、やがてドラムがカットイン。しょっぱなから上半身裸のドラマーはウィリアム・ジュジュ・ハウスさんfromEU。超強力です。聴き覚えのあるマイナー・コードは、出た!「ゴッドファーザー愛のテーマ」だ!

あの大げさにマイナーなメロディのこの曲。昨年の最新アルバム『WE'RE ABOUT THE BUSINESS』に収められていたもの。アルバムではインストでしたが、今回は後半ボーカル入りで。相変わらずの低くってハスキーなめちゃめちゃシブい声は健在です。そう言えばその昔、尾崎紀世彦さんも朗々と歌っておりましたね(古!)。死んだうちの親父も大好きでした(笑)。

延々と跳ね続ける黒いグルーヴ。ゴッドファーザーに続いては「It Don't Mean A Thing」〜「Midnight Sun」〜「Moody's Mood」〜「Woody Woodpecker」と、1986年の名ライブ『GO-GO SWING』そのままのオールド・スウィング・メドレー。まったく嬉しくなっちゃって持ち込みのウィスキーも進みます(ごめんなさい)。日本には「踊るあほうに見るあほう」っちゅう美しい言葉がありますからね、クールなお客さんも多い中、もちろん踊ってまいりました。

アンコール前の「Bustin' Loose」で若干テンポが上がった以外は、ほぼ1時間半の1ステージ殆どbpmの変わらないノン・ストップ・ビート。片手で叩きながら水分補給するジュジュがまたかっこいいのです。でも本場じゃ3時間くらいあたりまえ、みたい。20年位前に芝浦で見たときは4時間近く演ってた気がする。でもチャック・ブラウンさんももう70代。踊るあほうももはや40代。昨日くらいがお互いちょうどよかったかも…。

演奏終了後には即席サイン会ありのサービス満点なステージ。握った右手も分厚く、まだまだ健在ゴッドファーザー・オブ・ゴーゴー。夏の野外で観たいです(死んじゃうか…)。
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2007年12月30日

Jam Fan (Hot) / Bootsy's Rubber Band

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今年は怪我もしちゃったけど、ドラゴンズは僕が生まれて初めての日本一になったし…まぁいい年だったのかなぁなどとこの1年を振り返りつつ、何となく雰囲気に流されて朝から大掃除。大掃除といえば我が家ではBGMはPファンクと決まっております。大音量でブーツィーかけながらのダンシング大掃除。と楽しく始めてみたものの、増え続けるソフト問題でどうにもならず頭を抱えました。聴かないLPにCDに、読まない本もいっぱいあるんですけどね、処分できない性格、みたい。

途方にくれて街に繰り出してみたものの、ここでも財布が緩んだ年末の雰囲気に流されて食材だの服だの買う買うダヴェンポート。さっきまで頭を抱えていたCDも数枚さらに購入。いきおいでスライド式書棚まで2本買約しちゃう。抜本的な解決策にはならないことはわかっていても、とりあえずそれなりの対策予算を執行したことでもう片付いたような気になってしまいました。あんまりあとさき考えない性格、みたい。

な年末です。熱燗呑みながらこれを書くためにブーツィーのアルバムを聴き直してみていますが、ブーツィー売り物の能天気ファンクは明るすぎて年の瀬の熱燗にはちょっと合わないみたい。なので比較的年末的な(?)こんな曲。1979年のラバー・バンド4作目『THIS BOOT IS MADE FOR FONK-N』から、じわじわと重たくグルーブする「Jam Fan (Hot)」を。

星型サングラスでお馴染みのウィリアム・ブーツィー・コリンズさん。ご紹介の必要もないとは思いますが、10代のころにJBに拾われ、パーラメントファンカデリックで地位を不動のものにした天才ベーシストです。正義のファンカティアー。狂熱のスペース・ベース。ゴジラならぬ怪獣ブーツィーラ。大黒柱のはずのベースが勝手なことをやっちゃっても音楽ってのは成立しちゃうんだなぁ、と彼のベースではじめて知りました。

ケチャップの最後を搾り出すようなエフェクト効かしたベースの音。にナチュラル裏返っちゃってるボーカルというか掛け声。個性の固まりみたいな人ですね。何度かライブを観にも行きましたが、とにかくお客さんを楽しませるエンターテイナー。というか自分が一番楽しんじゃってるかも。いつまでも子供みたいな魅力的な人です。

さて適度にクールなこの曲。ラバー・バンドの曲の中ではクリントン的変態性の高い曲です。実はこの曲で凄いのはメイシオ・パーカーのアルト。ずっしり重たいグルーブの後ろの遠くの方で、最初から最後まで勝手にソロ吹いてます。よく聴けばイケること請け合い。

などと書きつつ日常のように酔いの深みに落ちながら暮れていく2007年。いつにもなくヘベレケですが、読みに来ていただきました奇特な皆様におかれましてはよいお年をお迎えくださいませ。チャオ。
去年とおんなじだ。



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