2007年07月23日

Peace / The Horace Silver Quintet

あまり聴かないCDやら、何だか処分できない中途半端な書類が山積みになっていたレコード・プレイヤーの上を、久しぶりに片付け、そのいきおいでLPを聞いた一日でした。というかブルーノートを聴いた一日。

久しぶりに聴くLPは音に温もりがあって、懐かしい匂いがしてなんだかいいですね。聴く前にスプレーをかけてクリーナーで2回し、ってのが儀式っぽくていい。神妙な気持ちになる。

ケータイ持つのも仲間内では一番最後でしたが、はるか昔、CDに乗り換えるのも同様でした。欲しい新譜がLPでは発売されないようになってしばらくしてから。単にCDプレイヤーを買うまとまったお金がなかっただけだったんですけどね。ちょっとお金が入るとすぐにLP買っちゃってた学生時代。んなこともあってLPには愛着があったはずなんだけど…、CD、というかiPodに負け、今じゃプレイヤーが物置状態に。こんなことじゃいけないと思いLP供養。

昔はある種のステイタスだったブルーノート盤ですが、今じゃCDで1500番台が1500円なんてね、信じられないです。手軽に買えちゃうんでCDで買いなおしたものも実は多数。でもいくらルディ・ヴァン・ゲルダーさんがリマスタリングしてもやっぱり耳に馴染んでるのはLPの音のほう。

今日はソニー・クラークにロリンズにドナルド・バードにジミー・スミスにバド・パウエル、いろいろ聴きましたが最もブルーノートらしい、とあらためて思ったのがこの人、ホレス・シルバーさんです。ハード・バップの申し子ですね。ラッパとテナーのよくあるクインテットですが、ホーンの主張があまり強すぎず、シルバーさんをリーダーにしっかりとまとまっている感じがいいですね。余計な小難しいことをやらないとこが潔い。少しラテン系入った情熱的なオリジナル曲の数々も大変魅力的です。たまにそのファンキーさがトゥ・マッチに思うこともありますが。

1959年のアルバム、『BLOWIN' THE BLUES AWAY』。何故だか兄貴が持っていた数少ないジャズのアルバムだったこともあって、中学生くらいからの愛聴盤。ブルー・ミッチェルさんの渋いラッパにジュニア・クックさんのB級テナー(失礼!)にジーン・テイラーさんとルイス・へイズさんの堅実なリズム。そして華やかでいて哀愁のあるシルバーさんのピアノ。あまり高尚ではないながらも理想を実現していたグループだと思います。

そしてこのアルバムのA面ラスト、キラー・チューンの「Peace」。ブルー・ミッチェルさんのトランペットがリー・モーガンばりに美しく響くバラッドです。メランコリックで叙情的でサウダーヂでリリカルで寂寥感の漂うメロディ。まったくいい曲書くなぁ。酔わされちまう。エンディングの存在感あるベースの一音もいいね。

昨日は渋谷でライブでした。来ていただきました貴重な皆様には感謝申し上げます。ピース。


Horace.jpg
posted by ac at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すみません
嫁がいなく、昼から調子に乗って
呑んでたら眠ってしまいました。

起きたのが19時半くらい
挫折しました…
Posted by しゅう at 2007年07月24日 22:51
 
いそいで来れば間に合ったのに…って、そりゃあ面倒臭いやね。
次回は11月23日(祝)です。
勤労感謝の日くらいは仕事休んでライブでも観ましょう。よろしくです。
Posted by ac at 2007年07月26日 18:03
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