2015年09月12日

Just A Tear / Pic & Bill

pic_and_bill.jpg

ひと月以上もここをほったらかしているうちに、バカ夏は去っていき、台風すらも通り抜けていきました(被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます)。その間僕は何をしていたかといえば、まぁ簡単に言ってしまえばひたすらビールを呑んでいたワケです。いつものお店で。自宅リビングで。不忍池テラスで。黒部峡谷で。飛騨高山で。神宮球場で。東京ドームで。養老乃瀧で。新宿ベルクで。俺のベンチで。いつものお店で出してくれる大瓶のビールはいつの間にか「秋味」に替わっていました。熱燗の季節ももうすぐそこです。

さて、秋といえばディープ・ソウルです(?)。そして秋といえばテキサスです(??)。テキサスといえばギターやテキサス・テナーの名産地として(一部で)有名ですが、実はソウルは不毛地帯。かろうじて名前が知られているのはバーバラ・リンさんトニー・ボーダーズさんの出身地ということくらいでしょうか。そうそう近ごろ話題のレトロソウル、リオン・ブリッジスくんもテキサス出身だそうです(買ってみたけどあんまりピンとこなかったな…)。そんなテキサスで活動し、さほど名前は知られてないけど、素晴らしい録音をいくつも残していたのがピック&ビルのお二人。1967年の名作「Just A Tear」をどうぞ。


最初にソロが聴こえる声の低い方がピックことチャールズ・ピッケンズさん、後から出てくる高い方がビルことビリー・ミルスさん。メンフィスはスタックスでのサムとデイヴの大成功後、二匹目のどじょうを狙って各地で雨後の筍のように現れたソウル・デュオのうちの一つです。ほんとにさまざまなデュオがありましたが、実力ではモーリス&マックと、このピック&ビルが双璧だと僕は思っています。ハモらせてもばっちりだし、それぞれがソロでも十分いけるようなディープな歌声。二人とも巨漢であったことから「500パウンズ・オブ・ソウル」(500パウンド≒227キロ)とのキャッチ・フレーズがあったそうで、いかにもパワフルだったであろうそのステージでの歌いっぷりを、是非ナマで観てみたかったと思います。

一時の流行で終わったその他のソウル・デュオ同様に、70年代になるとコンビを解消してしまったピック&ビルのお二人でしたが、90年に突如復活CD『TAKING UP THE SLACK』を出し、変わらぬ歌いっぷりで驚かせてくれました。昨日のことのように思い出しますが、よく考えたら四半世紀も前の事なのね(遠い目…)。あれからどうしているかしらん。上掲ジャケットのアルバムは1979年に我が国はヴィヴィッド・サウンドから出されたLP。残念ながら復活作以外はほとんどまともにCD化されていないと思います。楽曲数はそこそこあるはずなので、KENTあたりにまとめて再発してもらいたいところです。

posted by ac at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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