2014年09月24日

黒猫のファンク / クレイジーケン

crazy ken's world.jpg

クレイジーケンバンドを初めてまともに聴いたのは、既に「タイガー&ドラゴン」などがヒットした後のこと。うちのバンドのギタリスト氏(横浜出身)にベスト盤『OLDIES BUT GOODIES』を貸してもらったのが最初なので、ちょうど10年くらい前の事でした。僕は中央線沿線(といっても結構先の方)に当時も今も住んでいますが、同じくブルース文化のある横浜方面の音楽は、ロックンロール色が強い気がするからか、あるいは単なるライバル視からか、何となく敬遠していた気がします。アンテナが低いとともに狭い了見でした。

しかし「東洋一のサウンドマシーン」と自称するだけのことはあるその鉄壁のバンド・サウンドと、昭和の香りのするソング・ライティングには一発ではまってしまい(なんせ「ザ・ベストテン」で育った世代ですから…)、その借りものの『OLDIES BUT GOODIES』は当時の僕のココロのベストテン第1位を続けること数週間。以降素知らぬ顔してファンとなり、出るアルバムは全て聴いていて、いつの間にはiTunes内の曲数はバッパーズRCも抜いて、国内アーティスト最多になっています(しかしハマのギタリスト氏が全部貸してくれちゃうので、お金はほとんど使っていません、ホント申し訳ない…)。曲作りには多少やっつけ仕事っぽいものもありますが、ロックンロールから昭和歌謡からソウルからファンクからブルースからポップスからラテン(ブーガルーものをこんなにかっこよく演れるバンドは他にいません)からアジア系まで、何をやってもCKB色に染めてしまうバンドの技量は本当に見事だと思います。

数ある名曲の中でも、とびきりの個人的愛聴曲が、バンド結成前の横山剣さんソロ名義の「黒猫のファンク」。麦田のトンネルはどこにあるのかよく知らないけど、哀愁感漂うメロディの分厚いユニゾンコーラス、サビから戻ったヒラ歌のスペイシーな浮遊感、好きな人は思わずニヤニヤしちゃうもろP印のファンク・ナンバーです。ニャンニャン。僕が剣さんを知るはるか前、1995年に初出の『CRAZY KEN'S WORLD(狂剣的世界)』に収められておりました。このアルバムにはもう一曲、原田和典さんがジャック・マクダフの「Esperanto」にその下世話なメロディーをなぞらえた「中華街大作戦」という超名曲も。名盤です。


イーネッ!
 

posted by ac at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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