2007年04月23日

My Life Is In Your Hands / God's Property from Kirk Franklin's Nu Nation

久しぶりに家で映画を観ました。家で観る映画といえば最近もっぱら『男はつらいよ』ばかりでしたが、今回はスパイク・リーの1996年の作品『GET ON THE BUS』。観るのは2度目でしたがやっぱりよかったなぁ。

1995年にネイション・オブ・イスラムの指導者ルイス・ファラカーン師が呼びかけ、ワシントンで行われた黒人による「ミリオン・マン・マーチ」。この大行進に参加するためにLAから5000キロを旅するバスに乗り合わせた、それぞれにトラブルを抱えた10数名の男たちの人間模様を描き出した映画です。派手なストーリー展開はありませんが、故オジー・デイヴィスをはじめ、みな個性的で魅力的な俳優ばかり、それぞれにリアリティがあって…素晴らしい映画だなぁ。『DO THE RIGHT THING』も『MALCOLM X』ももちろん大傑作ですが、ベストはこの『GET ON THE BUS』。と言っちゃいます。

スパイク・リーのフィルムでは音楽の使い方がいつもツボにはまります。バスの出発と共に車内が大合唱となるJBの「Papa Don't Take No Mess」、白人警官から深夜の屈辱的な検問を受ける場面のバックではカーティス&インプレッションズの「People Get Ready」、車を降りての殴り合いのシーンではボブ・マーリーの「Redemption Song」のスティーヴィーによるカバー・ヴァージョン。微妙に皮肉っぽい使い方も上手いなぁと。で、感動のエンドロールで流れるのがゴスペル・ソングのこの「My Life Is In Your Hands」。

ゴッズ・プロパティ・フロム・カーク・フランクリンズ・ニュー・ネイション。長ったらしい名前ですが、ゴスペル界の革命児、カーク・フランクリンさんがプロデュースした30数名からなるクワイアです。

カーク・フランクリンはゴスペル・ソングに大胆にもヒップ・ホップを取り込んだ男。その話題性も手伝いこの曲を含むアルバムは、ゴスペルとしては異例の200万枚の売り上げを記録したとか。ヒットした「Stomp」にはファンカデリックの「One Nation Under A Groove」がサンプリングされています。でもこの「My Life Is On Your Hands」はしごくまっとうなゴスペル・ソング。カーク・フランクリンの語りに導かれ穏やかに始まる美しいメロディ。しかし次第に盛り上がり、やがて抑えきれなくなってシャウトをはじめるもの多数。信仰の力、みたいなものを感じる感動的なバラッドです。

このCDを買ったのは初めて『GET ON THE BUS』を観たしばらく後。映画を観たときはこの曲にいたく感動しましたが、どこの誰が歌っていたのか確認できず。その後たまたま買ったこのアルバムに入っていたのを発見し感動が甦りました。

『GET ON THE BUS』、DVD出てます。お勧めですよ〜。


kirk franklin.jpg
posted by ac at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | gospel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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