2013年02月16日

You've Got The Love I Need / Al Green (featuring Anthony Hamilton)

lay it down.jpg

最近話題をあまり聞かないアル・グリーンさん。どうしてるのかなぁと思ってオフィシャル・ウェブ・サイトのツアー・スケジュール見てみたら、むう、昨年10月で止まったまま。更新されていないのか?そもそもライブをやっていないのか?どちらにしてもあまりよろしいことではないのです。

上掲のジャケットは2008年のアルバム『LAY IT DOWN』。5年前でありながら現在のところの最新アルバム、というのが少々さびしいですが「ソウル界の貴公子」健在ぶりを見せつけたいいアルバムでした。プロデュースは御本人、およびクエストラブにジェイムス・ポイザー。70年代黄金のハイ・サウンドを研究し尽くした上で、見事に今世紀風に甦らせています。今宵の一曲はこのアルバムから「You've Got The Love I Need」を。ハワード・グライムスさんを髣髴とさせるバスドラ4つ打ちのイントロから始まるこの曲、アル・グリーンさんのしなやかな歌声に続いて2コーラス目にゲストで登場するのは「若手最塩辛声」シンガーのアンソニー・ハミルトンさん。がっぷり四つに、というよりも御大を食ってしまわんばかりの歌いっぷりです。


軟弱なハイ・トーンばかりが幅を利かせる現在のR&Bにおいて、この愚直なまでの無骨な歌声。アンソニー・ハミルトンさんは、ソウル界の最後の望みなのです。1971年ノースカロライナ州シャーロット生まれ(僕より年下だ)。長い下積み生活を経た後、2003年に出した『COMIN' FROM WHERE I'M FROM』でブレイクしました。K-Ciさんもアーロン・ホールさんも消えていってしまう今の世に、こんなにも土臭い歌いっぷりでいながら、なぜこんなにももてはやされているのか、僕には全く理解できません。いやもちろん嬉しいことに違いはないですが。21世紀版サザン・ソウル・シンガーなのです。

おっと、主役は元祖サザン・ソウル・シンガーのアル・グリーンさんでした。今世紀に入ってブルーノートに移籍後の3枚のアルバムはどれも素晴らしい出来だっただけに、ここにきてのだんまりが残念でなりません。現在66歳。年金満額もらえちゃう歳ですが、老け込む歳でもないはず。まだまだ歌えます。是非ニュー・アルバム引っ提げての来日公演を!

posted by ac at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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