2012年05月12日

La Gloria Eres Tu / Jose Antonio Mendez

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ブラジルでボサ・ノヴァが生まれたのとちょうど同じ時期、キューバのボレロやトローバといた歌謡音楽がジャズなどの影響を受け、誕生したのが「フィーリン」と呼ばれる音楽です。そのフィーリンの最大の立役者がホセー・アントニオ・メンデスさん。…などトートツにエラそに書いてみましたが、以上は全くの受け売り、というかほとんどコピペです。恥ずかしながらつい1月前までは「フィーリン」という音楽のスタイルがあることすら全く知らずに生きてきました。

たぶん図書館で借りた「ラテン音楽の歴史」みたいな編集CDに1曲だけ紛れ込んでいたみたいで、iPodのシャッフル・プレイが引っ張り出してくれて、どこの国のなんちゅー音楽かもわからないまま★★★★つけてトップ・レートに入れておいたのが、この「La Gloria Eres Tu」でした。あまり深く追求することもなく、曲名もアーティスト名も覚えぬまま、トップ・レート・シャッフルでたまに出てくるたび、「あぁ、いい曲だなぁ」と聴いておりました。そんな中、先月号のミュージック・マガジンのディスク・レビューで目にとまったのがホセー・アントニオ・メンデスさんの名前。「キューバン・ロマンティシズムの随である」との論評に興味を覚え、ウォント・リストにメモしておいて、ふと「あ、買う前に聴いてみられるかも…」とYouTubeで検索し、一発目に出てきたのがこの聴き覚えあるオルガンの優雅なイントロ。少し鳥肌が立ちました。予備知識なく耳で聴いた感覚と、文章から想像した音が見事に一致した珍しい例です。

「La Gloria Eres Tu(至福なる君)」。もうベタベタのラブ・ソング。1950年代にメキシコで録音された彼の代表曲です。フィーリンはもともとはそのルーツはキューバですが、メキシコや周辺の中南米カリブ諸国で広く親しまれました。というのももちろん受け売りです。1950年代といえば米国ではガサツなロックン・ロールが大ブレイクしていた頃。南の島ではこんな優雅な音楽が奏でられていたのです。


昔はね、気になるなぁ、とか、とりあえず聴いてみたい、と思う音楽があっても、実際にLPだかCDだか買うしか聴いてみるすべはありませんでしたけどね、便利な時代になったものです。とは思うけど、買って帰ったLPに針を落とす時の緊張感というかわくわく感というものも失われてしまった気がします。

posted by ac at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | latin | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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