2010年03月03日

Everybody Got To Believe In Somebody / Sam & Dave

I Thank You.jpg

MR.ダイナマイトといえばジェイムス・ブラウンさんですが、こちらは「ダブル・ダイナマイト」サム&デイヴのお2人。1960年代後半のメンフィスはスタックス・スタジオで爆発しました。ダイナマイトどんどん。切れ味鋭いサム・ムーアさんの高音シャウトに、若干いなたいデイヴ・プレイターさんの咆哮。対比の妙です。ともに大ヒット曲の「Hold On, I'm Coming」に「Soul Man」らは、ソリッドなノリの「スタックス・ファンク」とでも呼びたいアドレナリン分泌系ナンバー。かのオーティス・レディングさんですら、食われちゃうので一緒のステージに上がるのを嫌がったという熱い熱いパフォーマンスは、上記の曲名のリンクで見られます。ダンスもかっこいいね。

スティーヴ・クロッパーさんはじめMG'sの皆さんの名演のおかげもありますが、これらの曲の真の功労者はアイザック・ヘイズさんとデヴィッド・ポーターさんのお2人。サム&デイヴのヒット曲の殆どはこのソング・ライト・チームが書いたものです。もちろんジャンプ・ナンバーだけじゃなく「僕のベイビーに何か」という名バラッドも。サムとデイヴにヘイズとポーター。2×2の化学反応が生んだ熱いソウルです。

ジャンプもバラッドもグッとくるけど、僕がサム&デイヴで一番好きなのが「Everybody Got To Believe In Somebody」という曲。1968年にシングルで発表されたけどそれほど売れなかったみたい。アルバムでは上掲の『I THANK YOU』に収められています。いつもと同じヘイズ=ポーターによるナンバーながら、少しモダンな響きのミディアム・ナンバー。70年代を感じさせる大きなノリで、何度聴いても聴き飽きない気持ちのいいグルーヴです。試聴はこちらで。こんなの歌えるんだったら、70年代にも適応していけそうな気もしますが、サム&デイヴはこの後急に失速します。デュオという形式が飽きられちゃったのかな。ちなみにアイザック・ヘイズさんはその70年代、なぜか素肌にぶっといチェーン巻きつけて「黒いモーゼ」としてヒットを飛ばします。時代が変わると人も変わるね。

この曲、こちらのディー・ディー・ワーウィック(ディオンヌの妹さんね)のバージョンもなかなかです。
posted by ac at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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