2008年07月11日

Cigarettes And Coffee / Otis Redding

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今日、ようやくタスポを申し込みました。あの例のタバコを買うためだけのIDカードね。しゃらくさいので作るつもりなかったんですが、タバコ屋の親父が写真ただで撮ってくれるってんで。しかし今どきタバコ屋の親父なんてどんなに優雅な商売かと思う。あこがれちゃいます。

でもこのシステム作るのにいったいどれくらいのお金が動いたんだろう。近頃じゃタバコ呑みには人権が全くないので、こんなこと言うと当然叱られちゃうんだけど、いいじゃん未青年がタバコくらい吸ったって(と過去の自分を擁護…)。内田百ケン先生なんて幼稚園の頃から吸ってたらしいけど立派な文学作品いっぱい残したし、82歳までしっかり生き抜いた。タバコっつーのはさ、人生の四分休符ですよ。そらま健康は大事だし、医療費抑制しなきゃならんというのもわかるけど、健康だけじゃ芸術は生まれませんよ、と思うのです。

大体ね(と熱くなってくる…)、最近世の中、不寛容に過ぎるんじゃないかと思うのです。酔っ払い運転にしても居酒屋タクシー(素晴らしいネーミングだ!)にしても偽装食品にしても。そんな小さな悪をトップ・ニュースにまでしてテッテ的に叩く、ってのは、まるで魔女狩りみたいでなんだかとってもおぞましい。そりゃまぁ確かに悪いことですから、言ってることは正論かもしれないけどさ、なにもそんなに声高に叫ばなくとも法律のもと淡々と処分してきゃいいじゃんと思う。そんなに自らハードルあげてアソビのない社会を作ったところで、世の中ちっともよくなってるとは思えないです。見てみろ自殺者の数。見てみろ凶悪犯罪。見てみろ古舘伊知郎の顔(関係ないか…)。ナイス・バッシングですよ。

オーティス・レディングさんの1966年、4枚目のアルバム『THE SOUL ALBUM』から「煙草とコーヒー」。午前3時前、テーブルの上にはタバコとコーヒー、向かい側には君がいる、もう何もいらない。という喜びを噛みしめたソウル・バラッド。傑作です。

初めて聴いたのは学生の頃。「サザン・ソウル」というものを聴いてみようと思ってレコファンで借りたオーティスのベスト盤でした。当時はもちろんLPね。マイナーから展開する曲だし歌詞もよくわからなかったので、最初はね「なんて暗い歌なんだろう」と思いました。喜びを歌ってるとはとても思えなかったなぁ。でも聴けば聴くほど染みてくる「するめソング」。淡々と抑制されたバック。アル・ジャクソンもスティーブ・クロッパーもまさに職人芸です。そして目の前で語っているかのようなオーティスの歌。正直言うとオーティス・ファンではないので最近話題の『OTIS BLUE』コレクターズ・エディションは買ってませんが、この曲は大好きです。

ニコチンとカフェインに依存しちゃってる(あともちろんアルコールもね)僕にとって最高な組み合わせの「Cigarettes And Coffee」。けどタバコの吸えないコーヒー屋が多いのが最近哀しい。せめて居酒屋はお願いしますよ!



posted by ac at 23:16| Comment(2) | TrackBack(1) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜ん共感しまくりの記事です!
「たばこは人生の四分給付」ってのはイイっすね〜 最近、罪悪感さえ感じてましたから。とにかく店でたばこ吸えないってのは何とかしてほしいです。
このアルバムも大好きで冒頭3曲は完璧の流れっすね。
Posted by ezee at 2008年07月14日 01:54
「いこい」のパッケージには四分休符が印刷されてたんですよね。昔の人はセンスがいいなぁと思って。
「江夏の21球」というのも素晴らしい例えです。同感。
Posted by ac at 2008年07月14日 19:35
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Weblog: 音系戯言
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