2015年07月26日

I Love To Make Love / Barbara Lynn

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先週の土曜日は四谷三丁目Blue Heat、翌日の日曜日は名古屋新栄OTIS'にてライブ(別バンドです)。大変遅ればせながら、ご来場いただきました皆様には心より感謝申し上げます。普段は年に数回しか演らないライブを遠距離連戦移動日なし。飲んだビールも溜まった疲労も結構な量ではありましたが、ココロにチャージされたエネルギーはそれを上回るものでした。聴きに来ていただきました皆様とバンドのメンバーにいただいたもの。おかげさまでこの正気を失いそうなクソ暑い東京にて、デモにナイターに居酒屋にベンチにと、バカ夏を突っ走っております。

真夏の夜、外は雨ではありませんが、冷房の効いた部屋のソファーで火照った身体をクールダウンしながら聴くのにぴったりの(?)一曲、大好きな大好きなバーバラ・リン姐さんの「I Love To Make Love」を。バーバラ・リンさんといえば何といっても1962年に可憐に咲いた「You'll Lose A Good Thing」が最大のヒット。その他にも以前に紹介したマイ・ベスト、67年の「Until Then I'll Suffer」など、よくある60年代シングル歌手の印象ですが、この「I Love To Make Love」は2000年のアルバム『HOT NIGHT TONIGHT』の冒頭に収められていたもの。息の長さが違います。

70年代後半から80年代は録音もほとんどなく、半引退状態でしたが、84年に突如来日し、素晴らしいステージを聴かせてくれたバーバラ・リンさん(残念ながら来日公演は後付けで録音を聴いたのみです…)。90年代以降はシーンの表には出ることこそないものの、何枚かの素晴らしいCDを残してくれています。上掲の『HOT NIGHT TONIGHT』はその中では最愛聴盤。ドン・スミスのプロデュースにより、ストーンズ関連人脈も参加しています。「I Love To Make Love」は、ダダダダダダダと重たいドラムのイントロにハイ・サウンドを彷彿とさせつつもモダンな音づくりのバックにのせて、バーバラ嬢の抑えつつもぐっと滲み出るソウルが味わえる名曲。


1942年生まれですから今年で御年73。最近あまり噂を聴きませんが元気に歌っているのでしょうか。かの店のアンケートには何度も貴女の名前を書き込んでいます。

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2015年07月12日

The St. Vitus Dance / Horace Silver Trio

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Apple Musicなるサービスが始まっていますね。月額わずか980円でiTunes Storeに公開されている数百万曲が全て聴き放題だなどと言うのですよ。本当にありがたい時代だとも思いますが(まだ使ってないけど…)、もしもほんとにそれだけで何でも聴けるというのなら、高校生のころから現在に至るまで、毎月数千円から数万円をCDやLPの購入のために費やしていた僕の人生はなんだったのかなぁ…と複雑な気持ちも。

高校生の頃、都立のくせに校舎が大学の敷地内にあったので学食が利用できました。もう細かい値段は忘れちゃったけど、一番安いカレーが200円くらいだったかなぁ。なので、母親が忙しい、というか面倒くさい日は「今日は学食で食べてね」と何百円かのお金を渡されていました。まぁ若いので当然腹は減るワケですが、そこをグッと我慢して、学校前のパン屋の玉子ドーナツ50円也でなんとかやり過ごし、何日もかけて貯めた千円札を握りしめて下北沢のレコファン(中古レコ屋ね)へ。隅から隅まで吟味した上で(まぁそんなに回転よくないのでほとんどが「知った顔」でしたが)、1時間も悩んだ上で有り金はたいてLP1枚購入、などという学生時代でした。まっすぐ家に帰ってね(残金ないからね…)ステレオセットと対座して最低でも裏表2回ずつ。もちろんハズレもいっぱいあったワケですが、1回聴いただけで「ハズレ」なんて判断は悔しくてできなかったのですよ。

子どもの小遣いにも満たない980円で数百万曲聴き放題。いやそれ以前にYouTubeで何でも聴けちゃう時代。昭和の高校生からしたらまったく羨ましいとも思うけど、なんか、音楽ってのはそういうもんじゃないだろう! とも思うこの頃。骨身を削って演奏された音楽にはきちんとそれ相応の身銭を払って聴こうよと(悔しいんだね…)。ライブに行く、音楽ソフトを買う。みんな飯を喰うにはお金を払うでしょ。

今じゃあんまり聴かなくなっちゃったけど、ブルーノートの数々のアルバムは、なけなしの小遣いでせっせと集めたものです。ホレス・シルバーさんの『BLOWINl' THE BLUEA AWAY』には何度ステレオセットの前で正座したことか…(笑)。「Peace」に続き、大好きな「The St. Vitus Dance」を。こんなエキゾティックなメロディを書かせたら天下一品のホレス・シルバーさん。アーティストには、きちんとお金を払ってEPなりLPなりCDなりを買い集めることこそがリスペクトだと思いますが…、時代が違うのか…。


 
posted by ac at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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