2014年03月29日

Twitter / パンチの効いたオウケストラ

orchestra on a punch.jpg

起きてる時間のほとんどが働いてるか泥酔してるか(!)なので、いろいろなところのTLとやらに全くついていけないのです。あちらこちらに不義理の上塗りを重ねる日々。どうもすみません。「ほろ酔い」で止めるということがどうにもできず、リビングに沈む毎日。翌朝に全く身に覚えのないツイートを発見して、赤くなったり青くなったりしています。

そんなアルコール漬けのアタマの中をこのところぐるんぐるんと回っているのが、パンチの効いたオウケストラの皆さんの「Twitter」という曲。冒頭のラップに続いて出てくるのは、ポップで切ないいいメロディですが、そこに贅沢にもこんなどうでもいい歌詞を乗せちゃう(ツイッターとはあんまり関係ないやね…笑)。かと思えば「消えてくさ 全部 大事なものまで もののはずみで消しちゃって…」などと本質的なセリフをさりげなくラップに織り込んでみたりして。幼な声のコーラスとホーン・セクションにマダムのギターも絶妙で、耳から離れてくれません。名曲なんだと思います。


河村要助氏の麗しきアート・ワークによる上掲のジャケットは、昨年12月に出されたアルバム『オウケストラ・オンナ・パンチ』。女3人寄れば姦しい、とは昔から言いますが、こちらはベテラン女性ミュージシャンがどーんと14人。この「パンチの効いたオウケストラ」、マダムギターこと長見順さん、ベースのかわいしのぶさん、ドラムのグレイスさんの3名からなるバンド「パンチの効いたブルース」の結成10周年を記念して、様々なジャンルの腕利き女性ミュージシャンを集めた管弦楽団だそうで。アルバム通して聴くと、すさまじい熟女パワー(失礼!)に頭がクラクラしますが、名演多数。女は強しです。
 
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2014年03月26日

What A Way To Put It / The Temptations

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このあまりセンスのないジャケット(失礼!)は、テンプテーションズのみなさんが1983年に発表した29枚目(?)だかのアルバム『SURFACE THRILLS』。ディスコ〜ブラコンがブームになった70年代後半〜80年代は、個人的には「ソウル暗黒時代」と名付けてあまり近寄らないようにしています。このアルバムも未CD化(多分)ということもあって、未聴です。けどなんで未聴のアルバムから曲を紹介しているかといえば、先日発売されたサム・ディーズさんが様々なアーティストに提供した名曲を集めたCD『ONE IN A MILLION: THE SONGS OF SAM DEES』(名曲多数です!)の中に、この曲「What A Way To Put It」が収められていたから。拾いものながらこれがまた名曲だったのです。最高のグループが歌う最高のライターが書いた曲で今宵は一献。

この曲でリードを取るのはデニス・エドワーズさん。デニスは1968年にデヴィッド・ラフィンさんからリードの座を引き継ぎ、84年にアリ・オリ・ウッドソンさんにバトンを渡すまで(87〜89年に一時復帰しますが)、長きに渡りテンプスの屋台骨を支えた言わずと知れた名シンガー。テンプス脱退後、ソロ活動を経た後に裏テンプス(脱退メンバーなどを集めた非公式テンプテーションズ・リヴュー)率いて何度か来日し、僕も何度もステージを観ているので、その実力は了解済み、だと自分では思っていました。だけどこの初めて聴いた曲でのデニスの歌いっぷりにはぶちのめされました。かなり激しくシャウトをしているのに、アクセルにはまだまだ余裕のあるこの感じ。ただ勢いでシャウトするだけじゃない、ものすごいスケールの大きなシンガーだと惚れ直しています。


サム・ディーズさんの作ったメロディも、印象的なバック・コーラスも最高で、個人的殿堂入りの一曲となりました。ライブDVDのラストに使われた映像も上がっていたので貼っておきます。


そもそもノーマン・ホィットフィールド(ソング・ライター兼プロデューサー)のサイケデリック・ソウル路線(「Cloud Nine」から始まって「I Can't Get Next to You」やら「Papa Was a Rolling Stone」など一連のヒット・ナンバー)があまり得意ではないので、デニスがリードを取るアルバムは、デヴィッド・ラフィンの頃やアリ・オリの頃ほど聴き込んでいない、ということに今さらながら気がつきました。アルバム全曲がサイケデリック・ソウルでもあるまいし、探せばまだまだ名曲が隠れているはずです。ケツの青さを恥じつつも、これからボチボチと買っていこうかと思います。ソウル道に終点なし、だなぁ。
 
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2014年03月23日

I Hate I Walked Away / Syl Johnson

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今月初めに水道橋で2度観たストーンズには、やっぱりウルウルしちゃいましたが、ここに書くには少々鮮度が落ちすぎてしまいました。毎度のことですが年度末の忙しい日々。ながら、ストーンズの他にも高円寺で負けず劣らずの素晴らしいライブを堪能したりもしています。よく働きよく遊び…。忙しければ忙しいほど何故だか酒量も増えてしまい、また1ヶ月もここをほったらかしにしてしまいました。

そんな中に飛び込んできた嬉しいニュース。シル・ジョンソンさんの来日とビルボードでの単独公演が決まりました。先にフジロックでのボビー・ラッシュさん、ラヴェル・ホワイトさんとの共演が発表されており、それだけを観るためにわざわざ苗場まで行くか…と悩んでいた中、シル単身ですが六本木まで来てくれるというのです。17年前にそのカッコよさにぶちのめされたパークタワー・ブルース・フェスティバル以来。「生きてるうちにまた来日してくんないかなぁ」とここに書いたのはもう8年も前のことでした。再びの夢がようやく実現します。

芸歴は優に半世紀を超えるシル・ジョンソンさん。ミシシッピ州の北の端、ホリー・スプリングスに生まれて、幼いころはメンフィスで暮らし、その後シカゴへ。50年代から60年代頭にかけてはハウリン・ウルフやジミー・リードと一緒に活動していたとか。ブルースあり、JB流ファンクあり、シカゴ・ソウルありのごった煮感覚の人。悪く言えば節操がないのですが、それがシル・ジョンソンの魅力でもあるのです。ハチャメチャな勢いのあった60年代のシカゴ・トゥワイナイト録音もなかなかですが、ウィリー・ミッチェルさんに声をかけられメンフィスに出向いた70年代のハイ録音では、素晴らしいミュージシャンとソング・ライターにめぐまれ、芸歴のピークを迎えることになりました。70年代のメンフィス録音の3枚(72年の『BACK FOR A TASTE OF YOUR LOVE』、74年の『DIAMOND IN THE ROUGH』、75年の『TOTAL EXPLOSION』)は、いずれ劣らぬ珠玉の名盤です。

重たいリズムのジャンプ・ナンバーにも名曲多数ですが、それだけだったら他のハイのシンガーでもいいのです。絶品なのはこのヤクザな男の歌うバラッド・ナンバー。その独特の硬質な声が、メロディから甘さと水分を拭い去り、枯れた味わいを生み出します。彼にしか出せないこの切なさ。特にソング・ライターのアール・ランドルさんとは相性がよく、名曲のオンパレードです。そのアール・ランドルさんの書いた「I Hate I Walked Away」で今宵は一献。ハイでの1枚目の『BACK FOR A TASTE OF YOUR LOVE』にひっそりと収められており、これといって話題となることのない曲ですが、僕にとっては殿堂入りの名曲。特にバンドで演ったなどでもないのに、歌詞を見ずにすべて歌えます。


1936年生まれ、7月の公演時には78歳になるシル・ジョンソンさん。前回同様、ステージでは決して「枯れない」はっちゃけぶりを発揮してくれることを期待しております。

posted by ac at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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