2013年05月24日

How Do You Feel The Morning After / Millie Jackson

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SOULSCAPEやKENTからの嬉しいリリースの連発に「初夏のディープ祭り」などと書いた前回エントリーでしたが、ライブの方もソウル祭りの真っ盛りでした。明日は待ちに待ったベティ・ラヴェットさん、さらに来週は嬉しい嬉しい再来日のアーマ・トーマスさん。そして一昨日は前哨戦のつもりで聴きに行ったEBONY SOUL REVUE。いやいやこれが前哨戦などと言っては失礼な素晴らしいソウル・ショウでした。ソロでも十分お腹いっぱいになる、我が国のソウル界を代表する個性派ヴォーカリスト4名が咆えまくる(!)超豪華なステージ。素晴らしい楽曲&名演ばかりのライブでしたが、LEOさんの歌った「How Do You Feel The Morning After」を思い出しつつ、今宵の一献を。

上掲のジャケットは今年3月に出された『THE MOODS OF MILLIE JACKSON 〜 HER BEST BALLADS』。80年代以降、キワどいステージ・トークや男性客の股間に触れるようなパフォーマンスで元祖ビャッチの座に収まり、米国南部黒人大衆芸能路線を邁進したミリー・ジャクソンさんですが、このCDはまだ「普通の」不倫ソングなどを歌っていた70年代の、それもバラッド・ナンバーばかりに焦点をあてた好編集盤。悶絶必至の名曲揃い、KENTのナイスなお仕事です。どーもイメージに惑わされがちなミリー姐さんですが、こうしたバラッドをよくよく聴いてみれば、大変な実力派であることがわかります。

美しいメロディを情感たっぷりに歌う低くハスキーな声。「女の情念」みたいなものを歌わせればアレサをも凌ぐ歌い手じゃないかと思います。この「How Do You Feel The Morning After」は74年の3枚目のアルバム『I GOT TO TRY IT ONE TIME』の冒頭を飾ったバラッド。昔から大好きな曲だったので、一昨日のライブではイントロのピアノを聴いただけで鳥肌が立ちました。ストリングスのパートをなぞったホーン隊も絶妙にして、超豪華コーラスを従えたLEOさんの歌はもちろん最高! ソウル祭りはしばらく終わりません。


 
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2013年05月22日

You Can Be A Lady / J.P. Robinson

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初夏の日差しの中、お休みもらって今シーズン初めての「俺のベンチ」。美しき黄金色の缶ビール片手にiPodで聴いていたのは、麗しきJ.P.ロビンソンさんの歌声でした。

遥か昔の学生時代、日本編集ディープ・ソウル・コンピの金字塔『SOUL DEEP VOL.1』に収められていた「Only Be True To Me(ただ真実が欲しくて)」での中性的な歌声が頭に引っかかって以来、どうにも気になる存在だったJ.P.ロビンソンさん。『同 VOL.2』に収められていた「The Price」も、力勝負ではソロモン大王にかなうワケはないものの、絶妙な味があり癖になる聴きごたえでした。カラッと明るいマイアミを本拠地としながら、もっぱら歌うのはディープ・ソウル。ご多分に漏れず当時アルバムは残せず、シングル・オンリーのシンガーでした。

そのマイアミのレーベルALSTONに1968年〜70年に残された6枚のシングルが突如CD化されたのは2005年のこと。聴いてみれば「大名作」と呼べるような曲こそないものの佳曲多数、直ちに愛聴盤になりました。しかしそのCD『CLASSIC R&B FROM THE 1960s』はALSTONのレーベル・オーナーであるヘンリー・ストーンさんのHENRY STONE MUSICからのリリースながら、ノイズ交じりのシングル起こし盤の上、曲のお尻がフェイドアウト中にブチッと切れたりする粗雑編集。おまけにライナーはペラ2つ折りの中面真っ白という、海賊版と見紛うような愛のないリイシューでした。音楽の良さがそれで損なわれるワケではありませんし、そもそもCD化されること自体は諸手を挙げて歓迎すべきことでしたが、やはり残念な気持ちも少々。

しかしこの度、我らが英SOULSCAPEさんがやってくれました。上掲ジャケット↑は発売されたばかりの『WHAT CAN I TELL HER』。ALSTON後のATCOやBLUE CANDLEのシングルまで加えた68年〜74年のシングル・コンプリート。実は国内盤待ちで未入手なのですが(^^)、SOULSCAPEの仕事に間違いがあるわけはありません。KENTから発売予定のジェイムス・ゴヴァンさんダン・グリアさんとあわせて初夏のディープ祭りなのです。

1968年、ALSTONからの2枚目のシングル「You Can Be A Lady」を。今回のCDでは、もともとシングル・コレクターに人気が高くモダンなタッチの「Our Day Is Here」が話題なようですが、彼のちょっと硬めの声質には、このちょっとキレのあるミディアム・バラッドの方があっている気がします。裏返りそうで裏返らない絶妙な喉づかいを聴きながら、黄金色の缶ビールをゴクリ。



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2013年05月17日

Miami Beach Rhumba / Janet Seidel

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ゴールデン・ウィークもとっくに終わり、気がつきゃ5月も後半戦。プロ野球もいつの間にか交流戦になっていました。ラーメン屋には「冷やし中華始めました」の貼紙。今春看又過…なのです。

こうなりゃラテンで「Miami Beach Rhumba」。iPodが不意打ちのように通勤途中にかけ、僕の中の昭和の遺伝子が突如発現したのが数日前。それ以来、寝ても覚めても頭の中を回り続けている曲です。iPodが見つけてきたのは吾妻さんの叔父さんの佐井重昭さんのピアノによるものでしたが、家に帰って検索してみてザビア・クガート楽団による1946年の世界的大ヒットだったと知りました。「マンボの王様」がペレス・プラード‎さんなら、ザビア・クガートさんは「ルンバの王様」。マンボとルンバの違いについては、語りだすと文字数が足りなくなるので、故・中村とうようさんの「なんだかんだでルンバにマンボ」に解説は譲ります(ほんとはよくわかってないのです)。掃除機の話ではありません。

YouTubeでいろいろ探してみて、ザビア・クガート楽団によるオリジナル・ヴァージョンは「ちょっとなぁ…」と思ったのですが、「むむむ…」とうなったのはジャネット・サイデルさんとかいう方のもの。オーストラリアの麗しき弾き語りジャズ・シンガーだそうですが、全く存じておりませんでした。iTunesにて即買いし、リピートの日々なのです。何とも言えぬこの艶っぽさ、僕の血の中に放出されたアドレナリンが反応しています。で、キューバリブレで一献。ラテン音楽が昭和歌謡に大きな影響を与えたこともよくわかる一曲。


ばっかじゃなかろかルンバ」と言いたくなるようなゲームの多い、今期の我が中日ドラゴンズ(今日はなんとか勝ちましたぁ…)。なんせ去年まで11年連続Aクラス、このような状況には慣れていないのです。ファンになった頃はこんなシーズン多かったんだけどね。
 
posted by ac at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | latin | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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