2013年03月30日

Redescobrir / Elis Regina

Saudades Do Brasil.jpg

プロ野球は昨日が元旦(我が中日ドラゴンズはベイスターズに屈辱の連敗スタート!)。そして仕事は明日が大晦日。年度末業務にアップアップしつつも、連日の送別会で少々肝臓が疲れています。いや毎晩呑むのはいつものことだから、きっとお別れの雰囲気にやられちゃってるのかも。君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 な春です。

昔から大好きなエリス・レジーナさんの「Redescobrir」を。ポルトガル語の歌詞が全くわからないので、送別の雰囲気とは見当はずれなのかもしれないけど何となく…。お別れする方々に贈りたいような名曲なのです。

『SAUDADE DO BRASIL』というエリスが演じたショーの演目をそのまま録音した1980年のアルバムから。この「Redescobrir」はそのショーの大団円として歌われた曲です。恐らく旦那のセザール・カマルゴ・マリアーノさんが弾いている、エレピとのデュオで厳かに始まり、徐々にコーラスや楽器を加え壮大に展開します。なんといってもメロディがサウダーヂ。


この曲をタイトルにした、エリスの実娘マリア・ヒタさんによるCDとDVDが出ています。エリスの没後30周年を記念して企画された、全曲エリスの愛唱歌によるライブをパッケージしたもの。その娘によるこの曲「Redescobrir」の映像はこちら。「そりゃ反則だろ」と思う企画ながら、CD聴くたびに涙を落としてしまうのです。


桜はすでに散りつつありますが、まだ浅き春。熱燗をつける花冷えの夜です。

【過去の記事】
Romaria / Elis Regina
Dois Pra Lá, Dois Pra Cá / Elis Regina 
Onze Fitas / Elis Regina 
O Bêbado e o Equilibrista / Elis Regina 
Se Você Pensa / Elis Regina 
Travessia / Elis Regina 
 
 
posted by ac at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | brasil | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月25日

Lester Leaps In / Tiny Grimes

Tiny Grimes - Some Groovy Fours.jpg

昨日、コブさんの命日を偲んでブラック&ブルー盤などを引っ張り出して聴いていたらば、火がついちゃいました。黒青祭り。ブラック&ブルーは1960年代末から70年代、アメリカからみたら海の向こうのフランスで、古いタイプのジャズ系アーティスト集めて多くのセッションを記録したレーベル。都落ちなどと言うことなかれ、時代はずれの場違いな場所での録音ですが、これが結構おいしいのです。

最も好きなギターの一人と昨日書いたのがタイニー・グライムスさん。他にはと言えばオスカー・ムーアさんボビー・ウーマックさんくらいでしょうか。ジャンルは違えども、つぶ立ちのはっきりした音色で、飛び跳ねるようなフレーズ弾くタイプが好きみたい。って全然言葉で表現できてないけど。まぁ僕の中では共通するものがあるのです。

メカニカルにめちゃくちゃ上手い、という訳ではないんだけど、茶目っ気あふれた奇抜なフレーズのオンパレード。もう「タイニー」と名前を聞くだけでなんだか楽しくなっちゃうのです。絶対この顔(↑)で弾いてるはず。数ある名演の中でもとびきりの、レスター・ヤングさんが作った「Lester Leaps In」(コード進行は「I Got Rhythm」だ)を。昨日のコブさんと同じく、ロイド・グレンさんのピアノとパナマ・フランシスさんのドラムを伴った1974年の演奏で!


一番好きなのは、アート・テイタムさんとスラム・スチュワートさんとのトリオ。録音少ないけど全曲名曲。以前に書きました。動画はこちらです
 
posted by ac at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | jump & jive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

Jumpin' At The Woodside / Arnett Cobb

jumpin' at the woodside.jpg

本日3月24日は敬愛してやまないコブさんの24回目の命日でありました。ついこの間のような気もしていましたが、もう2回りもしてしまったのですか。僕も歳をとるわけです。

最も好きなテナーはもちろんコブさん、最も好きなギターの一人がタイニー・グライムスさん、最も好きなピアノはロイド・グレンさん…ではないけれど、メンバーみただけで嬉しくなっちゃうアルバムから、ご存じベイシー楽団十八番の「Jumpin’ At The Woodside」を。コブさんもひそかに十八番です。ジャケットに踊るフォントを見ただけで、わかる人にはすぐわかる黒&青盤『THE DEFINITIVE BLACK & BLUE SESSIONS : JUMPIN’AT THE WOODSIDE』から。コブさんもタイニーさんも絶好調とは言い難い1974年作ですが、この人たちが一緒に演っているというだけで十分なのです。熱燗つけてテキサス方面に献杯の夜。



【過去のコブさん】
Just A Closer Walk With Thee / Arnett Cobb 
I Got Rhythm / Arnett Cobb
Flyin' Home / Arnett Cobb
Satin Doll / Arnett Cobb
On The Sunny Side Of The Street / Arnett Cobb

posted by ac at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

Slow Jam / Monica & Usher

soul food.jpg

狂い咲き。あっちもこっちもいろんなもんが狂い咲きの陽気です。前回このブログを更新した時は厚手のコートにマフラーぐるぐる巻いて、連夜の熱燗湯豆腐だったんだけどな。今や毎晩うちわ片手に生ビールに枝豆冷奴です。嘘ですけど。というか前回更新がちょうど1月前、放置しすぎなのです。

狂い咲き、な感じでこんな曲。モニカちゃんにもアッシャー君にもほとんど興味はないし、CDも1枚も持ってないんだけど、1997年の映画『SOUL FOOD』のサントラ盤に入っていたこの曲「Slow Jam」は初めて聴いたときからの愛聴曲なのです。

そもそもこの映画、製作総指揮はかのベビーフェイス氏。ありがちな黒人一家の家族愛を描いた内容で、まあまあ面白かったのをおぼろげに覚えていますが(ほとんど忘れてしまいました、という意味です)、童顔氏の制作なので主なお目当ては当然サウンドトラックだったのです。ボーイズIIメンにブラックストリートにパフ・ダディ、ドゥルー・ヒルにトニ・トニ・トニにアン・ヴォーグ等々々という(当時としては)豪華絢爛ラインナップの上掲サントラアルバム、マイルストーンの「I Care 'Bout You」というモンスター・ナンバーもありましたが(怪獣K-Ciの雄叫びを聴け!)、それはまた別の機会に書くとして、美メロ・ナンバーのオンパレードの中、ひときわじわじわ来たのがこの「Slow Jam」でした。知らなかったけどオリジナルはミッドナイト・スターのみなさんによる1983年作(オリジナル音源はこちら)。そもそも80年代ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループはほとんどノー・チェックなのですが(ミッドナイト・スターのみなさんとアトランティック・スターのみなさんを完全に混同していることに今回初めて気が付きました)、探してみればいい曲ありますね。曲はまだ若き日のベビーフェイスさんが書いたもの、すでにその個性は完成されていたことがよくわかります。

さてややこしいけど、1997年にベビーフェイスが「Slow Jam」の再演を歌わせたのは、78年生まれのアッシャーに80年生まれのモニカ。今や大御所の感もありますが(?)当時は19歳と17歳によるデュエット。清々しくっておじさん照れちゃうのです。「歌声にコクが足りねぇや」などと無粋なことは言うもんではありません。なんせ曲がいいので誰が歌っても(失礼!)名演です。いやほんと、「can I get a slow slow jam? play another slow jam, are you gonna slow jam?」と二人で精一杯に歌うところは何度聴いても鳥肌が立つくらい(↓4:07すぎ)。熱燗つけたくなっちゃう狂い咲きの春の夜です。


posted by ac at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | R&B | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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