2012年12月31日

Just A Closer Walk With Thee / Arnett Cobb

Live At Sandys.jpg

朝から大掃除をしていましたが、晩の宴までにすべてを終わらせることは不可能だろうと判断したので、一休みしてこうしてPCの前に座ってみたりして。あと数時間で今年も終わりです。

まるでジェットコースターに乗っているような1年でした。昔からの音楽仲間が2人、相次いで若くして亡くなりました(合掌)。それがきっかけ、だったのかどうか、長らく会っていなかった友人との親交が復活したり、また、つまらないことで二十年来の友人を失ったり。仕事の方も、詳しくは控えますが、過去最大振れ幅のアップ&ダウン。でも合間をぬって焼津と岡山に阿房列車を出したりして…、楽しかったな。音楽の方では、英KENTさんから次々と出されるディープ・ソウルのリイシュー群に舌鼓を打ち、ボビー・ウーマックさんベティ・ライトさんビッグ・ジェイ・マクニーリーさんらの素晴らしいライブを堪能しました。でも小さなライブハウスで観た、いくつかの国内ミュージシャンの方が印象に残っているかもしれません。そして今年も、エタ・ジェイムスさん、ジョニー・オーティスさん、ホイットニー・ヒューストンさんチャック・ブラウンさん、ドナルド・ダック・ダンさん、たくさんの偉大なる才能が失われました(合掌)。生まれて初めて「デモ」に参加し、生涯もっとも気合の入った選挙は全くの残念な結果に。そして師走になってからは狂ったように毎晩毎晩湯豆腐と熱燗に明け暮れておりました。そんな年。良いこともあり、悪いこともあり。

今年のお別れの一献は、最も敬愛するテナー吹き、アーネット・コブさんの、随分以前にご紹介した「On The Sunny Side Of The Street」も収録されている一番好きなライブ盤、『LIVE AT SANDY’S』から、「Just A Closer Walk With Thee」を。「主よ 御側を歩ませ給え」、以前にダーティ・ダズン・ブラス・バンドによるテイクを紹介した古い黒人霊歌です。厳かに、歌心深くテーマを吹き始めるコブさんですが、ソロ・パートに移ると元祖テキサス・テナーの面目躍如、決して曲をぶち壊すことなくも、これでもか!というエモーショナルなブロウを聴かせてくれます。20数年前にぶちのめされて以来、いまでも聴くたび鳥肌の立つ一曲。


さてさて今年も毎度のごとく、何もできぬまま暮れていきます。お掃除もまだ残っていますし、湯豆腐と熱燗の時間も近づいてまいりましたので、この辺で。いろんなところのいろんな皆様方、不義理をお許しくださいませ。また、今年もこちらで一献おつきあいいただきました奇特な皆様には感謝申し上げますとともに良いお年をお迎えください。チャオ!

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2012年12月14日

All The Love That Went To Waste / Dee Dee Warwick

Foolish Fool.jpg

かのディオンヌ・ワーウィックさんの妹ということで、ちょっと割を食っちゃってる感じがあるディー・ディー・ワーウィックさん。ホイットニー・ヒューストンさんとは従妹、でも歳は随分上です。僕はと言えば、はるか四半世紀以上前、日本編集のディープ・ソウル・コンピの金字塔『SOUL DEEP Vol.1』でエルヴィスの「Suspicious Mind」のカヴァーを聴いて以来、その力強く伸びやかな声の虜になっているのです。

その素晴らしい喉は当然ゴスペルで鍛えたもの。ゴスペル・グループ、ドリンカーズ・シンガーズ出身。ということはそう、スウィート・インスピレーションズの一派です。実際、初期のメンバーでした。1960年代半ばからグループを離れソロ活動。上掲のジャケットは1969年にマーキュリーから出されたLP『FOOLISH FOOL』に、今年めでたくボーナス・トラックを加えて再発されたCDです。

今日の一曲「All The Love That Went Waste」はそのボーナス・トラック。1973年、ディー・ディーがアトランティックに移籍したのちに、マーキュリーから出されていたシングル・ナンバーのようです。いきなりドラマティックに盛り上がるサビから入る印象的な展開。ディー・ディーの強力な喉もあってなかなかの名曲になりました。


ディー・ディーは2008年に63歳という若さで、お姉さんよりも先に亡くなりました(合掌)。お姉さんは今年、デビュー50周年記念作を出しています。

posted by ac at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

Till I Find Some Way / The Ovations

One In A Million.jpg

いつのまにやら師走になっておりました。12月といえば「忘年会」。と、あえてカッコつきで書いてみたりして(笑)。忘年会。呑み過ぎちゃってもハメ外しちゃっても許される、免罪符的ないい言葉でありますね。珍しく「日本人に生まれてよかった」と思ういい慣習であります。

すでにいくつか忘年会がありましたが、その他の日は「ひとり忘年会」なんて言っちゃったりして、毎日熱燗と湯豆腐にいそしんでいるのです。そんな忙しい(?)さなか、先週末は連日ライブへ行ってまいりました。本当は金曜日のSUGAR IN MY BOWLから3連チャンを目論んでいたのですが、残念ながら業務多忙で欠席。土曜日の次郎吉吾妻光良さんセッション(voは見事に復活のLEOさん!)に、日曜日はBlue HeatでTEACHER & SOUL EXPRESSO。いずれも素晴らしいライブで、こういうの行くともう高い金払って外タレ観に行くのが馬鹿馬鹿しくなっちゃう。大いに刺激を受けて、本日はいい天気の中、暗いスタジオに独りこもって個人練習に励んでまいりました。

日曜日の第2部のステージでTEACHERさんが歌ってくれたのが、大好きな「Till I Find Some Way」。オヴェイションズのみなさんが1979年という不遇の時代に、地元メンフィスのマイナー・レーベルXLに残したシングルからのナンバーです。オヴェイションズにしては垢抜けた(失礼!)洗練されたアレンジに、心地よくはねるリズム。曲を作ったのはこの人はほんとに名人!のジョージ・ジャクソンさんです(ご本人による見事なデモテイクはこちらで聴けます)。恐らく全くヒットしていないシングルのB面。でもいい曲なのですよ。こうして2012年の東京でカバーしているバンドもいるのだということを、リーダーのルイス・ウィリアムスさん(残念ながら2002年にお亡くなりになりました)とジョージ・ジャクソンさんに伝えたいような、いいライブでした。



posted by ac at 20:44| Comment(1) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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