2012年06月22日

Get Up, Stand Up / The Wailers

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恥ずかしながら40数年も生きてきて初めてデモというものに参加してきました。首相官邸前、というかあまりの人数にそこまで辿り着けずに国会議事堂前。正式な人数はわかりませんが、数万単位の人がいたことは僕のこの目で確かめてきたのです。ごく普通の人々、何の団体にも所属していない個人が、何をもらえる訳でもなく、声が枯れるまで「再稼動反対!」と叫び続けていました。

大飯原発の再稼動が決められるのを、ポカンと指を咥えてみていたのです。「ふざけんな!」とは思っても、思うだけではどうにもなりません。この世界は奴らが作ったのではなく、奴らをのさばらせた我々が作ったのです。

ボブ・マーリーさんが39年前に叫んだ「Get Up, Stand Up」を。終盤のピーター・トッシュさんのラップには何かを変えるような力がありました。


 
posted by ac at 22:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

A Penny For Your Thoughts / Willie Hobbs

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まったくお恥ずかしいお話ですが、自称ディープ・ソウル・ファンとして四半世紀も生きていながら、この人のことはノー・チェックでした。ウィリー・ホブスさん。今年3月に出されたソウルスケープの最新リイシュー・アルバム『A PENNY FOR YOUR THOUGHTS』を昨日新宿ユニオンで見かけて、誰か(ごめんなさい忘れました)がツイートで褒めていたのを思い出し、でもそれほど期待もせずに買いました。今日じっくり聴いてみたらば、今までスルーしていた自分が許せないレベル。ため息が出ました。

調べてみたら60〜70年代にシングル多数。ただ複数レーベルを渡り歩いていたために、アルバムとしてまとめられるのは今回が初めてだそうです。さらに調べてみると、あれ?1988年に出された懐かしのディープ・ソウル・クラシックスVol.12、『FROM ATLANTA TO BIRMINGHAM』(LP)に5曲も収録されてる。って、持ってたんじゃんオレ。とほほ…。

スペンサー・ウィギンスさんを髣髴とさせる艶やかで力強い歌声は、間違いなく一級品です。今回のCDは69〜74年のシルバー・フォックス、セブンティ7、サウンド・ステイジ7などのナッシュビルはジョン・リッチバーグさん絡みの音源。なので、滅茶苦茶良くはないけど(失礼!)、外れのない楽曲とバック。どれもなかなかのサザン・ソウルです。粒揃いで迷っちゃいますが、切ないミディアムのタイトル曲「A Penny For Your Thoughts」を。


こんな出会いがあるから(というか見逃してただけですが…)まだまだやめられない。死ぬまで買い続ける、んだろう、な。
 
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2012年06月13日

Swingin' On The Moon / Bob Howard And His Orchestra

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独りで居酒屋に行くのが好き。いやたまらなく好きなのです。行って何をするのかというと、何もしません。カウンターの前に座ってぼーっとしてる。品書きか斜め上の中空を見つめて、ときどきお酒をぐびり。何もしゃべらない。額の上には裸電球。壁の時計が止まる。そんな時間を愛しています。

政府がさらなる節電のため、白熱電球の製造・販売の自粛要請をしたそうです。さっきのニュースでそう言ってた。わかるけど何となく寂しい。必要以上に明るい呑み屋は好きじゃないのです。もちろん電球色の蛍光灯やらLEDやらもあるだろうけど、そんなまがい物では何か大事なものを失っちゃうような気がします。今朝の朝刊にはレバ刺しが来月から販売禁止だって書いてある。そして僕が20数年前にはじめてレバ刺しを食べた「いせや」公園店は店舗改装のため今月いっぱいで休業するのだとか。あの汚くって煙ったいカウンターが好きだったのにな。改築後は照明もLEDになっちまうんだろうか。好きなものばかり、ひとつずつ姿を消していきます。

ボブ・ハワードさんはファッツ・ウォーラーさんのフォロワー的なピアニスト兼歌うたい。1930年代に結構多数の録音を残していますが、ほとんど知られていません。僕がはじめて知ったのは、魚住さんが選曲した上掲ジャケットのオムニバス『ALL THE JIVE IS GONE』に収められた数曲ででした。悪役プロレスラーのような面構え、歌も全く上手くないですが(失礼!)、その三流ぐあいがたまらないのです。「Swingin' On The Moon」。どうということのない小唄ですが、これがしみじみ心に響きます。


今月中に公園店にお別れに行かなきゃな、と思う梅雨の宵。明るいうちにレバ刺し食べに行きたいね。
 
posted by ac at 22:11| Comment(1) | TrackBack(0) | jump & jive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月09日

Baltimore Bounce / Al Sears

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朝からYouTubeの森の奥深くに潜り込んで彷徨い歩いていたら、こんなものに出会って嬉しくなっちゃっいました。アル・シアーズさんの「Baltimore Bounce」。10年以上前かなぁ…に買った『GROOVE STATION』とかいうコンピ(アル・シアーズさん、ワイルド・ビル・ムーアさん、プレストン・ラブさん、ファッツ・ノエルさん、ジェシー・パウエルさんの5つのセッションを集めたもの)の冒頭に収められていた曲。皆さん知る人ぞ知るホンカー系ですから、単純且つ快楽堕落的演奏が並ぶ中、比較的端正な面構えのジャズで妙に気に入っていた曲なのです。

ビッグ・アル・シアーズさんは、かのデューク・エリントン楽団で1944年にベン・ウェブスターさんからその座を引き継ぎ、1949年にポール・ゴンザルベスさんにその座を譲るまで、約5年間看板ソリストを務めた、っちゅうくらいだからそんじょそこらのやさぐれホンカーとはスジが違うのです。ですが…。この「Baltimore Bounce」は、51年にジョニー・ホッジスさん名義の「Castle Rock」で一発当てた直後の、自己名義録音。ジャズとR&Bのはざま感がなんとも心地よいのです。


その後、アル・シアーズさんはアラン・フリード(ロックンロールの生みの親的DJ)のロックンロール・オーケストラに参加し、ぐれます(!)。まぁいい傾向です。この時の映像(映画『Rock, Rock, Rock』の1シーン)がここで観られます。演出の都合もあったろうとは思いますが、知性のかけらもありません(失礼!)。6月9日ロックの日。外は雨です。
 
posted by ac at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

My Best Friend / Ali Ollie Woodson

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またしばらくここを放置しておりました。放置新聞。で何をしていたのかといえば何もしていません。西荻で呑んだり、御岳山の上で呑んだり、ユニオン行ったり、立川で酒場放浪したり。そんな日々。6月になりました。

死んだはずだよアリオリさん。2年前にまだ58歳という若さで逝ってしまったアリ・オリ・ウッドソンさんの新譜が出て小躍り、そして感涙。本当に好きなソウル・シンガーだったのです。もちろんこのアルバム、あの世で録音した純粋の新譜であろうはずはなく、他のアーティストのアルバムへの客演や、サントラ参加の過去の楽曲を寄せ集めたもの。11曲しか入っていません。けどいいんだ。再びこの人の顔がユニオンのレコメンに並んでるだけでも涙が落ちるのです。

念のため。名門テンプテーションズの(大雑把に言って)3代目リード・シンガー。1984年からテンプスがテンプスであるのかなんなのかわかんなくなっちゃうまで、看板を背負ってました。喉がいい。男前。歌いっぷりも気風がいい。知らないけど性格もいいに決まってる。男が惚れる男なのです。

「My Best Friend」は2000年の何だかよくわからないサントラ盤『DOWN 'N DIRTY』にも入っていた地味ながらも味わい深い一曲。アリ・オリ参加の2曲のために当時アルバムを買いました。その後、CDがどっかに行方不明になっていましたが、この度の新譜『ALI WOODSON & FRIEND』でジャケット写真のあまりにものピンボケ度には落涙しつつ、この曲にも久々に再会。胸につまるものがありました。


これを書こうとネットで参考情報探してたらこんなものを発見。「In Loving Memory of Ali Ollie Woodson」教会で歌うアリ・オリ。おっさん泣いてばっかりなのです。

posted by ac at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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