2012年04月27日

Since You Said You'd Be Mine / Lou Ragland

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「明日からGW」などという浮かれた雰囲気に水を差すような細かい雨が降り続いております、東京三多摩地区。ま、僕はGWほとんど全日出勤なんで、雨の中でも今日だけは浮かれてみたりしているわけですが。さしたる用もないのに新宿までのこのこ出かけて、ユニオンでCDいっぱい買ってベルクで昼下がりのビール。帰りの電車でうつらうつらして、ふと思い立ってスタジオ行ってサックスを吹いた…そんな長閑な雨の1日でした。聴いているのは今日買ってきたこの(↑)アルバム。ルー・ラグランさんの霧雨を吹き飛ばす爽やかな「Since You Said You'd Be Mine」です。

この曲をはじめて聴いたのは鈴木センセイ企画・編集の『WB SOUL MASTERS Vol.1』。ワーナーに残されたレアかつグレイトなシングルをまとめたコレクション・アルバムでVol.1はソロ・シンガー編。約20年前のことでした。その冒頭に収められていたのが1973年のこの「Since You Said You'd Be Mine」。当時ディープ・ソウル一辺倒だった僕にノーザン・ダンサーの素晴らしさを教えてくれた曲であります。疾走するリズムに分厚い男声コーラス、そして何と言ってもソウルフルこの上ないルー・ラグランさんのどこまでも伸びる喉。いつ聴いても、何度聴いても心が天に昇ります。


今日買っちゃった上掲のジャケットの3枚組CDは、ルー・ラグランさんの60年代〜70年代の録音を網羅し、リマスターまでしちゃった究極の編集盤『I TRAVEL ALONE』。重箱の隅のまたその隅を歩み続ける(失礼!)米NUMEROの愛あるカルトなお仕事です。いつもポリシーが一貫してるNUMEROさん、同内容のアナログLP4枚組も出しちゃうところがついていけないところでもあります(笑)。
 
posted by ac at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

Make Love To Me / B.B. King

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我らが王様、B.B.キングさん。この極東の地に再び降り立つことはないとは思われますが、オフィシャルHPによれば今もライブのスケジュールはびっしり埋まってます。現在御歳86歳。人間国宝…、いや生きる世界遺産です。

録音したアルバムは数知れず。どれを聴いてもまぁ間違いはないのですが、僕にとっての特別なアルバムといえば、上掲ジャケットの『BLUES 'N' JAZZ』、1983年の41枚目(!)のアルバムです。豪華メンバーのビッグ・バンドを従えて古いR&Bを弾き歌う、余裕ぶっかましのセッションですが、何が特別って、愛してやまないアーネット・コブさんが参加していること。B.B.さんがブルース界の王様であることは言うまでもありませんが、片やでアーネット・コブさんも我が愛するホンカー小王国の国王陛下であります。そんな大国に招かれた小国王のようなこのアルバム、ちゃんと「リード・テナー・サキソフォン」のクレジットでの礼を尽くしたもてなしぶりが嬉しくなっちゃうのです。

白人女性歌手、ジョー・スタッフォードが1954年に放ったミリオン・セラーを、真っ黒に染めあげた王様meets王様セッションによる「Make Love To Me」を。ピッチのズレさえ魅力的な個性にしてしまう、コブさんのいつもながらに堂々としたソロが満喫できます。


このアルバムを僕がLPで買ったのは四半世紀以上前。コブさんはちょうどそのころお亡くなりになりましたが、まさかB.B.さんが今でも毎日のようにライブをこなしているとは想像もできませんでした。
年に3度ほどしかライブができないお恥ずかしいかぎりの我々のバンドは、今度の土曜日、いつもの三丁目でライブなのです。

posted by ac at 21:02| Comment(4) | TrackBack(0) | blues | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月09日

What Can I Do / Irma Thomas

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春。というのは出会いの季節でありますが、同時に別れの季節でもあります。サヨナラも言わずに去って行った人、こちらからお別れをした人、様々な理由でどうしようもなく離れ離れになってしまった人たち。「また逢おう」「いつまでも友達だよ」なんて言葉がしばしば嘘になってしまうことを僕らは知っています。昔「君は僕を忘れるだろう」という名曲がありました。

遅れていた桜もいつの間にやら満開に。眩い花を見上げながら、12月の来日公演のことをつい昨日のように思い出し、こんな曲を聴いていました。アーマ・トーマスさんの「What Can I Do」。あなたを幸せにするために、あなたともう一度一緒に歩むために、私はどうしたらいいの…と切々と歌う、美しくも切ないラブ・ソング。


以前に書いた「This Bitter Earth」という曲と同じ、2008年の『SIMPLY GRAND』に収められていた曲。たまらなく美しいメロディを書いたのはバート・バカラックさん。そしてたまらなく美しいピアノを弾いているのはデヴィッド・トカノフスキー(の読みでいいの?)さん。美しいイントロと、大サビの後、思いもかけずに切り込んでくる間奏にやられちゃうのです。で、いつもながらにたまらなく美しい歌声を聴かせるのがアーマさん。「どうすればいいの?」との疑問をそのまま宙に解き放つような語尾が、狂おしいほど切なく響きました。宝物のような一曲です。

posted by ac at 11:32| Comment(2) | TrackBack(0) | New Orleans | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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