2011年08月26日

You Are Too Much For The Human Heart / Hermon Hitson

Hermon Hitson.jpg

2月に1度のお楽しみ「ブルース&ソウル・レコーズ」が昨日発売されております。第101号。これが全部ウチの本棚にあるん。狭い我が家において大変な場所ふさぎなのですが、創刊号から愛着を持って購入しているものは、読み返すことはほとんどなくとも…、捨てられません。困った性格だよね。で、その最新号。ターシャ・テイラーちゃんのインタヴューやらコーネル・デュプリーさん(合掌)の追悼未発表インタヴューやら強力連載陣やらいつもながらに読みどころ満載なワケですが、なんといっても!の特集は「ギターが入り口!ソウル再入門」。販売部数に直結するためかブルース系の特集がほとんどでしたが、久々のソウル系特集、待ってました!なのですよ。

高校生の頃に挫折(!)して以来、ギターを弾くことはない僕ですが、聴くのはもちろん大好きです。しかも歌がメインのソウル曲のバックで、よく聴いてみるといぶし銀の技を聴かせている、みたいのが大好物。まだ全部読んでおりませんがグッとくる特集なのです。

その特集での「ギターがスゴイ ソウル名曲ランキング50」。ランキングどおりの順で全曲聴いてみたいもんですが、当然ながら100人が選べば100通りのランキングが出るわけで、賛同するところも批判するところももちろんある訳です。僕だったらば燦然と輝く第1位は、以前にも書いた、歌うはウィルソン・ピケットさん、弾くはボビー・ウーマックさんの「It's A Groove」を推したいところですが、ちゃんと「I'm In Love」が第3位に入っており、その解説で「It's A Groove」も触れられていましたので、文句は言いますまい。

さて、そんな特集では取り上げられるはずもない重箱の隅から一曲。アトランタが生んだディープというかダーティというか下手クソというか(失礼!)、ある意味忘れなれないソウル・シンガー、ハーモン・ヒットソンさんの「You Are Too Much For The Human Heart」を。ディープ・ソウルを聴き始めたころ、もうバイブルのように聴きまくったバラッドばかりを集めた名コンピLP『SOUL DEEP VOL.2』に収められていた曲です。その無名さから、ディープ・ソウル界に残された数々の名曲同様、シングル1枚で終わってしまったシンガーかと思っていましたので、2005年に突然上掲ジャケットのリイシューCDが出されたときには本当に驚きました。もちろん買いましたが、中身はまぁ無名アーティストらしく(失礼!)、いい曲もあるけど、それなりの曲やら思わず苦笑してしまう曲まである、いわゆる「マニア向けCD」でありました。

で、この曲「You Are Too Much For The Human Heart」。この曲はマニア向けではなく、万人に聴いて欲しい1968年のナンバー。その魅力の大部分は振り絞るように歌い捨てるボーカルですが、ひそかに効いているのがイントロからグッと印象に残るギター。誰が弾いてんだろ、と思いつつ上掲ジャケットあらためて見たらしっかりギターを抱えてますねぇ。まさかとは思うけど、ひょっとして本人? ライナー(英語)をちゃんと読めばわかるのかもしれませんが、ちっちゃい字、しかも辞書必要、がつらくなってきた40代の秋なのであります。←まだ夏じゃん。

そんなんで(?)ネットをさまよってたらこんなの見つけました。ちょっとびっくり。2007年にも新譜出してるそうで、今もひっそりとライブ演ってるみたい。ギターも弾いてますが、そのライブの姿を観たらスタジオ録音でギター弾いてるのは別人かなって思いました(失礼!)。おじいちゃんがんばって、って思うけど、来日は…無理だよね。

お酒のせいだか名曲のためか…、だらだらと長くなりました。最後までおつきあいいただきましたマニアの方(!)には多謝であります。
 

 
posted by ac at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月19日

Ease The Pain / Gwen McCrae

懇意にしていただいていた妻の叔母の訃報に、何も手につかない夏休み。ピアノが上手で「おだやか」を絵に描いたような方でした。喪服の用意。前線の通過。アオマツムシの声。甲子園の夏も明日で終わりです。時は静かに、でも着実に、ひとつひとつ物事を消し去っていきます。

最も好きなレディ・ソウルの一人、グウェン・マックレーさん以前にも書いた1979年のアルバム『MELODY OF LIFE』から「Ease The Pain」を。とてつもなく深い声。最後のロング・トーンに胸を掻きむしられます。



posted by ac at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | soul | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月09日

La Banda / Willie Colón & Héctor Lavoe

Asalto Navideño Vol II.jpg

クソ暑い夏が戻ってきて、セミも甲子園も真っ盛り。まったく嬉しくなっちゃいます。強烈な日差しをジリジリと浴びながら「こうなるともうラテンっしょ!」ってiPodが選んでくれた強烈にかっけえ曲で一献。ウィリー・コローンさんとエクトル・ラヴォーさんの名コンビによる「La Banda」。よく冷えた缶ビールをご用意の上お聴きください(笑)。


NYはブロンクス出身トロンボーン吹きのウィリー・コローンさんとプエルトリコはポンセ出身ヴォーカルのエクトル・ラボーさん。独特のトロンバンガ・サウンドと空気を切り裂くヴォーカルで、1967年の『EL MALO』からエクトル・ラボーさんが独立する前の1975年の『THE GOOD, THE BAD & THE UGLY』まで、ブーガルー〜サルサ・シーンの先頭を切って突っ走りました。FANIAレーベルの稼ぎ頭。悪党ネタのアルバム・ジャケットのシリーズもいかしています。

この「La Banda」。いかにもサルサな華麗なピアノで始まり、切り込んでくる分厚いトロンバンガにリズム隊、そして猥雑なコロ。頭打ちのハンド・クラップもかっこよく強烈なオン・ビートでグイグイ進みます。もとはペルーの曲、らしい。なぜかクリスマス・アルバムの『ASALTO NAVIDEñO VOL II』に収録されています。クリスマスの襲撃第2弾。クソ暑い真夏の東京で聴くには、よく冷えた黄金色の缶ビールが必要です。

いやしかし格好良いな。ラテンはどうも苦手で…という人も是非聴いてみてください!
 
posted by ac at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | latin | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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