2009年05月28日

Until Then I'll Suffer / Barbara Lynn

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テキサス出身の左利きのギター弾き、というと思わずオーティス・ラッシュさんあたりが頭に浮かぶけど、ラッシュは(調べてみたら)ミシシッピ出身でした。こちらはテキサスに咲く可憐な歌姫、バーバラ・リンさん。清楚だけどちょっとハスキーな歌声が印象深いレディ・ソウルです。

1962年に「You'll Lose A Good Thing」が大ヒット。こちらもいい曲です。その曲で1966年に伝説のソウル番組「ザ・ビート」に出演した若き日の映像がこちら(↓)。可憐な歌姫はたくさんいるけど、ギター弾きながら歌う姿がね、ぐっときます。


「You'll Lose A Good Thing」がブレイクしたのは二十歳のころ。それを凌ぐヒットは出ませんでしたが、以来今まで地道に現役続行中。60年代後半にはアトランティック入りし、素朴なサザン・ソウルをいくつか残していますが、とびきりなのが67年録音の自作バラッド「Until Then I'll Suffer」。歌もギターも素敵だけど、ソング・ライターとしても素晴らしい。田舎の姐ちゃんみたいな印象でしたが、実は才女だったのね。曲はこちらで聴けます。


上記のアルバムはイチバンから1994年に出されたアトランティック録音集めた編集盤。けどとっくに廃盤。珠玉のアトランティック録音は今はいくつかのコンピで数曲聴けるだけなのか…、とおもっていたら、来月こんなのが出るみたい。詳細不明妄想増大。

バーバラ・リンさんの曲には、20年位前になにかの編集もので初めて耳にして…、惚れました。その後ビジュアル見たら…ますます惚れました。昭和17年生まれ、ということは今年67歳か。でもいくつになっても可愛いです。なんて言っては失礼か。再来日待望。ブルース・カーニバルか何か、青空の下でお会いしたいなぁ。

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2009年05月25日

Every Couple's Not A Pair / General Johnson

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ジェネラル・ノーマン・ジョンソンさんは小林まことの漫画によく出てくる顔の長い大男に似てます(いきなり失礼!)。でもその顔からは想像できないセンシティヴな歌声で、裏返りそうで裏返らないハイ・テナーはちょっと病みつきになっちゃう。

モータウンから袂を分かったソング・ライター・チームのホーランド=ドジャー=ホーランドが、お膝元であるデトロイトに1969年に新たに作ったレーベルがインヴィクタス/ホットワックス。そのインヴィクタスの看板グループだったのが、ジェネラル・ジョンソンさんを中心とした4人組コーラス・グループのチェアメン・オブ・ザ・ボード(Chairman Of The Board)でした。アルバム4枚くらい出してますからね、まずまず成功したグループだと思います。「Give Me Just A Little More Time」だとか「Everything's Tuesday」だの超良質ノーザン・ナンバー多数の魅力的なグループですが、アルバム通して聴くとヘンなブルース・ナンバーがあったり「Come Together」のおどろおどろしいカバーがあったり、捕らえどころがない。時代柄、もあったのかもしれないけど、妙なグループでした。

この曲「Every Couples's Not A Pair」はチェアメンの活動と並行して出した1972年のソロ作『GENERALLY SPEAKING』に収められたミディアム・バラッド・ナンバー。ゆったり繰り返されるギター・リフが頭から離れなくなっちゃう中毒性の高い曲。何百回も聴きました。「二つはいつも一対にはあらず」って向こうの諺なのかしらん。大人のことはよくわかりませんが(?)、ともかくいい曲です。

僕の男声ボーカルのストライク・ゾーンは前にも書きましたが、デルズのマーヴィン・ジュニアとかドラマのL.J.レイノルズとかテディペンとか。要は男っ臭いバリトンです。が、いつもいつもそれじゃあちと濃厚すぎちゃって、たまにはジェネラル・ジョンソンさんみたいな緊張度高いテナーもいいなぁ、と思う。もつ焼きや煮込みもいいけど、おひたしも必ず頼む僕。

60年代はザ・ショウメンを率いたジェネラル・ジョンソンさん。70年代後半は一旦ソロに転向したものの、その後再びチェアメンを復活させ、明らかに低予算なバックながら、ごく最近まで全盛期と変わらぬ素敵な楽曲を録音しておりました。個性派ですがその個性は筋金入り。信念の男です。今も変わらず演っているのかなぁ。
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2009年05月09日

Already Missing You / Gerald Levert & Eddie Levert, Sr.

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昨日の晩は御徒町の佐原屋で一杯ひっかけてから東京ミッドタウンへ。ビルボード・ライブでエディ・リヴァートさんofオージェイズ、観てきました。東京ミッドタウンへは何度も行ってますが、何度行っても全くのアウェイの感じ。よく考えたら全部ビルボードです。しかもいつも直行直帰。キンミヤ焼酎もレバ刺しも、いやウーロン・ハイすら縁のない街ですからね、僕もライブ以外は全く用事がありません。わき目も振らずにビルボード・ライブ、まっすぐ行ってまっすぐ帰る。その前にどこか別の場所で呑んで、その後でどこか別の場所で呑みます。

て、そんな話じゃなかった。リヴィング・レジェンド、エディ・リヴァートさん66歳。いやいやまだまだ完全現役でした。もったいぶらずにいきなりバンドと一緒に登場の飾らないステージ。ちっともレジェンドらしくない。僕の好きなソウル・マン。のっけから「Back Stabbers」〜「I Love Music」〜「Love Train」のメドレーと、出し惜しみなしでした。ここで満足して帰っちゃったソウル・トレイン世代多数、なんてこたぁないか。

しかしその後は、テディペンありB.B.ありサム・クック・メドレーありの自己主張の少ない曲構成。いい曲が歌えるならもう自分のナンバーじゃなくてもいいのかも、この域に達すると。でもワン・アンド・オンリーのバリトン・ヴォイスはしっかり自己主張してました。何やらせてもしっかりエディ節。

泣いたのは中盤に演ったこの曲、「Already Missing You」。1995年に今は亡き息子ジェラルドが書いた曲。ジェラルドと掛け合いでシャウトした思い出の曲を、昨夜は独りで歌いきりました。悲しみをたたえた声で。実はエディはジェラルドに続き、昨年、ジェラルドの弟ショーンも亡くしています。順番が違うよ、おい。2人の息子を失って歌い続けるエディの気持ちは如何ばかりか、と思いますが、親父の歌声はどこまでも力強く。

これがソウル・ミュージック、という夜。清志郎までシンクロしちゃって、その後どこか別の場所で呑みすぎました。いつもライブ・レポートがタイムリーにはできません。


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2009年05月03日

空がまた暗くなる / RC Succession

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 エイメン。

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2009年05月02日

I'm Leavin' U (Gotta Go Gotta Go) / Bootsy Collins feat. MC Lyte

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青空ビール日和の大型連休。皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は本日元気よく黙々と仕事。一方で我が愛する中日ドラゴンズは横浜で連休をまた一つのばし、いよいよ明日は最下位決戦(とほほ…)となりました。切ない気持ちで浜スタへGOだ。青空ビールがやけ酒にならないことを祈りつつ。

そんな(?)切ないナンバーを一曲。ウィリアム・ブーツィー・コリンズさんの1997年のアルバム『FRESH OUTTA 'P' UNIVERSITY』から。この年ブーツィーさんは御年46歳でしたが「P大新卒」だそうです。

ブーツィラ(ブーツィー+ゴジラ)だの、おばけのキャスパーだの、カウントラキュラ(セサミ・ストリートのミスター・カウント+ドラキュラ)だの…、いくつになっても少年の心を失くさないブーツィー。「社会人」になったこのアルバムでもそのやんちゃな感じは変わりません。スペース・ベース炸裂の、どファンク・ナンバーは相変わらずです。もちろんそれらも大好きですが、「I'd Rather Be With You」に代表される、アルバムに必ず一曲は含まれているメロウで切ないバラッド・ナンバーはもっと好きです。映画「スタンド・バイ・ミー」を観るまでもなく(観てないけど)、少年っぽさと切なさはウラオモテなのね。

ガラゴーガラゴー。MCライトさんのラップもイカす「I'm Leavin' U (Gotta Go Gotta Go)」。星型サングラスをはずしたらとっても澄んだキレイな目をしてた、みたいな(実際そうなんですが)胸を掻きむしられる切ない切ない一曲。中毒性があるので依存症体質の方はご注意ください。大学出たんですからちゃんと「You」と書きなさい!とも思うけど、P大学(ジョージ・クリントン学長!)じゃそんなこたぁ教わんない。みたい。ガラゴーガラゴー。永遠の少年ももう少しで還暦だ…。

posted by ac at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | funk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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