2008年11月29日

You're The Joy Of My Life / Millie Jackson

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昨夜は茅場町人気立呑み店「ニュー・カヤバ」で一献。ウィスキーも熱燗も焼酎も、年季ものの自販機で100円分ずつチョロチョロと購入、さらに焼き鳥も炭火の焼き台で自分で焼く、というおやじの駄菓子屋みたいな楽しい立呑み屋でした。100円玉5枚でほろ酔いだ。

そんなこんなで日々だらだらと呑んでるうちに気がつきゃもうすぐ12月です。本日はこのあと早くも第1弾のフライング忘年会。肝臓に気合を入れなきゃいかん年末到来です。っても、どのみち毎日呑んでるんだからおんなじことか…。

さてヴィヤッチな大姐御、ミリー・ジャクソンさんの素敵な曲で忘年会前の一献。まだまだ可憐だった1972年のデビュー・アルバム『MILLIE JACKSON』から。

グラディスオーティスが好きだったらしい。というのがなんとなくわかるデビュー・アルバム。しっかりと実直にサザン・ソウルを歌いこんでます。「If This Is Love」も「Ask Me What You Want」も素晴らしいけど、都会的なアレンジにのって情感を炸裂させるバラッド「You're The Joy Of My Life」を。「どうしたらあなたへの愛を止められるっていうのよ!」とハスキーながらドスの効いた声で力強くシャウト。とにかく全力、感情丸出しで歌ってるのが伝わってくる★★★★★なナンバー。


後年にはトゥ・マッチなオバさまになっちまうミリー姐さん。「Fuck You Symphony」なるお馬鹿なパフォーマンスもあります。健気な娘さんだったんじゃがのぉ。
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2008年11月25日

Tell Me So / Willie Hatcher

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いやもうすっかり熱燗です。アテはとってもマイナーなところから。デトロイト出身ウィリー・ハッチャーさんの1969年の渾身の一曲「Tell Me So」で一献。

テネシー州はナッシュビルのエクセロ・レコードはブルースやゴスペルでも有名な老舗なレーベル。商業的には成功したのかどうかわかりませんが、ディープ・ソウルも多数録音しておりました。キップ・アンダーソンにリトル・ジョニー・トゥルイットにサー・ラティモア・ブラウン!一般的な知名度はあまりないかもしれませんが、ディープ・ソウル・ファンには絶対の名前がカタログに並びます。

1994年に我らがP-Vineがエクセロのディープ系録音をまとめたのが上掲アルバム『THE EXCELLO SOUL STORY』。素晴らしい仕事でした。もちろんキップ・アンダーソンさんやジョニー・トゥルイットさんの珠玉の作品がメインですが、それはまた別の機会にするとして、ひっそりと収められていたウィリー・ハッチャーさんのこの「Tell Me So」、最近気になって仕方ありません。決して飛び抜けて上手い歌い手とも思わないし、飛び抜けた楽曲とも思わないんだけど、何度も聴きたくなっちゃう。何がいいって女声コーラスがいいんだなぁ。ワクワクしちゃう3拍子。こういう偶然感覚があっちゃう曲がたまに見つかっちゃうのでコンピものがやめられません。

お恥ずかしいことにごく最近までウィリー・ハッチ(Willie Hutch)さんと混同してました。おんなじデトロイトがらみだし。こちらのウィリー・ハッチャー(Willie hatcher)さんはロジャー・ハッチャーさんとともに「War」のエドウィン・スターさんと3兄弟だそうです。ハッチさんはちゃんとLP8枚出してるけどこちらのハッチャーさんはシングル8枚だけなんだって。なんだかややこしい。

昨日は渋谷でライブでした。氷雨降る3連休最終日、お運びいただきました数少ない皆様には心より感謝申し上げます。次回は4月だよ。
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2008年11月23日

It's Hard To Be Good Without You / Louis Jordan

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「ジャンプ・ブルース界で一番偉い人」ルイ・ジョーダンさん。何が偉いってそのヒットの数です。ちょうど終戦をはさむ時期、日本ではリアル・タイムで聴かれることはありませんでしたが、昭和17年から25年までの9年間に18曲をR&Bチャート1位に叩き込み、首位の座を維持したのがあわせて101週間。トップ40には都合47曲。横綱在位54場所というとこでしょうか。ということはですよ、北の湖、千代の富士、大鵬についで歴代4位だ。もちろんヒットさえすりゃいいってもんじゃないですが、小編成ジャンプ・コンボのお手本みたいなサウンドに、どうしたって楽しくなっちゃうノベルティなセンス。当時はフォロワー多数でした。恥ずかしながらうちのバンドも沢山カバーしちゃってます。1940年代のデッカ・レコード録音、まさにルイ・ジョーダンこそが黒人大衆音楽でした。

しかし時の流れは非情なもので、彼のスタイルから大きく影響を受けて生まれたはずのロックン・ロールに手を噛まれ、50年代に入るととたんに鳴かず飛ばずに。さんざん貢献したはずのデッカもやがてクビになり、流れ着いたアラジン・レーベルで1954年に残した録音をまとめたのが上掲のCD『ONE GUY NAMED LOUIS』。ヒット曲もなくあまり知られていないけど、心機一転、気合の入った録音で、実は佳作多数。「Whiskey Do Your Stuff」や「I'll Die Happy」なんて「ロックン・ロール何するものぞ」という気概が感じられる歌いっぷりだけど…、売れなかったみたい。

この時期、バラッドが充実しているのが実は好きな理由。デッカ時代よりもいいかも。「Hurry Home」に「Till We Two Are One」、さらに素晴らしいのがこの「It's Hard To Be Good Without You」。「君がいなくちゃちゃんとやってけないよ」という、まるでスタンダードみたいなきれいなメロディのバラッドですが、ブルージィに展開しちゃうサビがミソ。名曲です。

朝青龍と魁皇の休場で客席がらがらだった九州場所でしたが、今日は初場所以来の久々に手に汗握る千秋楽でした。さて明日はうちのバンドのライブ。がらがらじゃないといいけど…。
posted by ac at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | jump & jive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

Candy / Cameo

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「ベストヒットUSA」を毎週楽しみに観ていたのは20数年前。「Word Up!」にこの曲「Candy」に「Back And Forth」と立て続けに異色なナンバーをチャートに叩き込んでいたキャミオでしたが(当時はみんな「カメオ」って言ってた)、そのころはその強烈な個性は全く理解できませんでした。単なる黒人のイカれたおっさんと思ってた20歳前の僕。でもその後、JBスライPファンクと、ファンク義務教育課程を終えて改めて買ってみた1986年のアルバム『WORD UP!』。変われば変わっちまうもので、怪訝にPV観ていたのとおんなじ曲がすんごく魅力的に聴こえました。いかに自分の耳がアテにならないか…。

特に素晴らしいのがこの曲「Candy」。ミディアム・テンポのメロウな変態ファンク。随所で聴かれるブラック・ロックなギターも効いてます。この曲だって「ベストヒット」でガンガン流れていたはずなんだけどな。見た目の奇抜さとラリー・ブラックモンさんの首絞められたようなヘンな声だけで敬遠していたのかも。

70年代には最大13人いたメムバーを一気に3人にまでリストラし、人力からエレクトロ・ファンクに見事に転身したキャミオの皆さん、というかラリー・ブラックモンさん。もちろん大所帯によるド迫力ファンクも文句なしですが、ミニマムな編成になって、よりセンスが研ぎ澄まされた気がします。80年代っていうと、もうなんもかんもDX7で個人的にはもっとも嫌いなサウンドの頃なんですが、このアルバムは今でもクールに聴けちゃう。特にこの曲は大好き。

いかにも80年代なPVはこちら。奇抜な衣装はジャン・ポール・ゴルチェだとか。とんがってます。

このアルバムを頂点に下り坂に入ってしまったキャミオ。最近じゃ残念ながらちっともお噂を聞きません。でも突然世紀の問題作を引っさげて復活しそうな気もする。希望的観測だけど。
posted by ac at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | funk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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